色づき始めた諏訪湖畔の道を通り、下諏訪へ。
まずは下社秋宮へ向かいます。
ところで、諏訪付近の地形図を見ると、下社の春宮、秋宮とも標高780~800m、川のそばにあることがわかります。
諏訪湖の水位は現在は759mですが、古代には今よりも水位は高く、川が諏訪湖に流れ込む湖畔に建てられたことがわかります。
下社秋宮は旧中山道の街道沿いにあり、四社の中で一番賑やかな場所にあります。そして、来るたびに新しい商業施設ができているような気がします。
さて、下社秋宮に参拝する前に、まずはこちらに向かいます。
新鶴本店。下諏訪に来た時には必ずここの塩羊羹を購入します。先にこちらに来たのは、遅くなると売り切れの恐れがあるためです。
ここの塩羊羹のおいしさは、他の羊羹とは比べ物になりません。よく、長野物産展とかで似た包装の塩羊羹を見かけますが、新鶴の塩羊羹はここまで来ないと手に入れることはできません。
今回は無事に購入できました。
で、下社秋宮です。
翌日の菊花賞と関係あるのかはわかりませんが、菊の花の展示会をやっていました。
こちらも七五三の家族連れが多いです。
下社秋宮 一之御柱。
続いて春宮へ。
この日は、参拝するために並んでいる列を無視して平然と横から割り込んでくるばばあの団体とかがいて、結構人が多かったです。
下社春宮一之御柱。
これで四社の御朱印をすべていただきました。
四社すべての御朱印を受けると、記念品をいただけます。
続いて万治の石仏へ。
霧ヶ峰から流れ出て諏訪湖にそそぐ、清冽な砥川を赤い橋で渡っていきます。
万治3年(1660年)と胴体に刻まれていることがその名の由来ですが、個人的には顔は後で付け足されたもので、正体は古代遺跡なのではないかと思います。
万治の石仏から春宮の駐車場に戻る途中に、「おんばしら館 よいさ」という施設ができていました。
今年の4月にオープンしたばかりの施設です。
入場料300円を払い、中に入ってみます。
御柱祭に関するいろいろな展示があり、多分実際に祭りに参加している人が説明してくれます。
次回の御柱に使用する木はすでにほぼ決まっているとか、植林をしているため50年分くらいの木は確保されているとか、御柱を立てる模型があり、動滑車をうまく利用しているとか、なかなか勉強になります。
映像も豊富で、入場料分以上の充実感があります。
この施設ではさらに200円で、木落し体験ができます。
木落とは、急斜面を氏子を載せた御柱が滑り落ちる、御柱祭で一番有名な場面ですが、この体験ができるのです。
仕組みは、まあ、東京ディズニーシーにあったストームライダーみたいなものです。我々は体験しませんでしたが、後ろから見ているだけで酔いそうでした。
続いて向かったのは下諏訪唯一の酒蔵、菱友醸造。目の前が市営駐車場で、ここで買い物をするとスタンプを押してくれて無料になります。
数年前に来た時、この蔵はまだ売り出し中で、訪れる人もなく、店内も寒々としていましたが、今は店内も改装されており、しかも次々と人がやってきます。
外国人の団体や次々とやってくる客でごった返す店内の改装は古い酒樽を使って自ら行ったということです。
純米あお、純米吟醸くろの秋あがり、そしてシナノゴールドのりんご酒。
酒粕を使った野沢菜わさび漬。それほど辛くなく、添加物も入っていないので良い味です。
今回の旅行の最後にもう一度温泉に入ることにします。
下諏訪の旦過湯。ここの浴槽は、熱湯、やや熱めの湯、露天の三種類がありますが、やや熱めでも44℃あり、非常に熱いです。熱湯は47℃もあり、こちらは無理でした。露天はもう少し温度が低めです。
湯温は高いですが、湯上りはさっぱりする良いお湯です。一度この辺の温泉に宿泊して、ゆっくり周辺を観光してみたいと思います。
<終わり>