濠川沿いに伏見を歩きます。
京橋にやってきました。このあたりが昔の伏見の中心です。鳥羽伏見の戦い激戦地跡の碑がたっています。
京橋から北に行くと、日本電気鉄道事業発祥の地のがあります。
日本初の路面電車で、営業用としては初めての電車は、ここと京都の間で開業しました。琵琶湖疎水で発電した電気を消費するために開設されたということです。電力消費用の多くない明治のころには電力会社が鉄道を経営する(またはその逆)の例は多かったようです。
ここから北に向かい、もう一軒酒蔵に立ち寄ります。藤岡酒造です。
ここは、一時廃業していた酒蔵を再生した今はまだ小さい酒蔵です。現在の銘柄は「蒼空」といいます。
店内には売店のほか、6席だけのカウンターがあり、日本酒を飲むことができます。入った時は空いていましたが、次々と客がやってきてすぐに満席になりました。
水はここの仕込み水とのことです。自らは主張しない、限りなく透明に近い水です。
そして、日本酒は純米酒を飲んでみました。初めての日本酒は純米酒を飲むことにしています。
水が透明な分、日本酒の味がしっかりしています。特定の味覚が突出していることもなく、高いレベルでバランスが取れている感じです。
メニューは日本酒だけではありません。酒粕アイスクリームです。
これが非常においしかったです。どうやって作るのでしょうか。
売店で、山田穂の純米吟醸を購入しました。
唯一残念なのは、コストパフォーマンスが良くないことで、これは500mlですが、純米酒の一升瓶が余裕で変えるほどの値段がします。普段飲みには向いていません。
特別な日に飲むおしゃれな一本という感じです。
これで伏見観光は終わり、桃山御陵前駅から近鉄で京都駅に戻ります。
反対側ホームに京都市交通局10系がやってきました。
アルミ製車体、傾斜した前面、片側に寄せられた窓のない非常扉(初期車両)、電機子チョッパ制御など、営団6000系の生き写しのような車両です。
京都行の普通列車がやってきました。
この普通列車、4両編成で、かなり混んでいました。
20分弱で近鉄京都駅に到着。
帰りの新幹線まで少し時間があるので、駅ビル最上階の大空広場に行ってみました。
ガラス張りなので多少視界は悪いですが、なかなかの景色です。
東寺の五重塔。
近鉄京都駅とJR京都駅。こちらではまだ103系が現役です。
あとは伊勢丹の都路里の喫茶店に行こうと思ったのですが、劇混みだったので断念。
おみやげを購入し、
新幹線で帰路につきました。
久々の京都ですが、思ったよりもはるかにおもしろかったです。
また、近いうちに来たいと思います。
<終わり>