瑞龍寺の観光を終え、予定通り15時に高岡駅南口に戻ってきました。
15時37分発の「はくたか19号」で帰ります。雪はやみ、晴れ間が出てきました。
昨日とは別の、氷見線のラッピング列車がやってきました。
現在、氷見線の横に万葉線が並ぶ構造となっています。
はくたか19号は少し遅れているようで、その間に大阪行のサンダーバード34号がやってきました。
この光景が見られるのもあとわずかです。
ところで、この列車の金沢~大阪間の所要時間は2時間36分、北陸新幹線開業後は東京とほぼ同じ所要時間となります。従来、関西とのつながりの強かった北陸が、新幹線開業により首都圏にシフトするといわれています。
北陸新幹線は敦賀までの開業はすでに決まっています。この時の運転状況としては、「かがやき」「はくたか」の一部が福井まで延長され、「つるぎ」は敦賀~富山間の各駅停車タイプ、新たに敦賀~富山(一部上越妙高)間に速達タイプの「雷鳥(仮称)」が新設されると予想します。
しかし、敦賀~大阪間についてはルートを含め全く決まっていません。
理由としては、財源の問題、東海道新幹線にこれ以上列車を増発する余地がない(JR東海とJR西日本が・・・)ということのようです。
フリーゲージトレインで直通する計画のようですが、フリーゲージトレインが技術的に成立するのか、300km/h近い速度で走行できるのかは未知数です。
個人的には、湖西線経由で京都~敦賀間を広軌化するのが良いのではと思います。山形新幹線方式で在来線から北陸新幹線に乗り入れるのです。
湖西線は全線高架なので、160km/h運転できればベストですが。ついでに和倉温泉までも広軌化してしまいましょう。
「サンダーバード34号」が大阪に向けて発車していきました。
遅れていた413系富山行各駅停車が到着。
ほどなく「はくたか19号」が到着しました。
JR西日本「White Wing」の9両編成。いよいよ在来線「はくたか」最後の旅です。
この車窓風景も見納めです。
富山を過ぎると再び天気が悪くなり、やがて日が暮れる中を快走します。
直江津出発時点での指定席は約80%の乗車率、いつのまにか遅れを回復し、ナイター営業のゲレンデの間を通過し越後湯沢到着。
車体に付着した水滴は凍り付いています。
凍り付いた車体と温泉の湯気。
この車両は金沢行として折り返します。
特急「白鳥」の上野編成を分離して誕生した在来線特急「はくたか」はもうすぐ役目を終え、新幹線「はくたか」として生まれ変わります。
最後まで無事故で走ってほしいと思います。
<おわり>