野球記事を書くのはいつ以来でしょうか。観戦していなかったわけではないのですが。
今年の開幕戦と、第二戦を観戦してきました。
二試合とも延長12回サヨナラ勝ちと、結果は最高でしたが、8点取ったうちタイムリーはわずか1本、押し出し四球で1点、犠牲フライで5点+中継ミスで1点という、いまひとつスッキリしない勝ち方ではありました。
しかも、2試合とも4時間半を超える試合時間は、野球好きマリーンズの本領発揮と言ったところでしょうか。3時間半の時間制限がなくなって、思う存分野球ができる喜びを爆発させているかのようです。
伊東監督も、これがマリーンズ野球だということをわかったのではないでしょうか。こうやってマリーンズペースに相手を巻き込み、相手を破壊していく・・・
ということで、見てきた感想を書いていきたいと思います。
この日はチーバ君も登場。
開幕戦の試合前にはセレモニーがありました。バファローズの打線の重量感は半端ではありません。
始球式の佐藤健さんの後に登場したのは、マリーンズ先発の成瀬投手。
特に調子は悪くないように見えましたが、どうも何か流れに乗れていない感じで、いまひとつペースをつかめていないようでした。
6回に打球が脛にあたり、そのまま交代、翌日には登録抹消となってしまいました。成瀬投手が怪我で抹消されたのは、ほとんど記憶にはありません。大事に至らないと良いのですが。
バファローズ先発は金子千尋投手。オープン戦登板なしでいきなり開幕戦とのことですが、成瀬投手以上にテンポの悪い投球でした。しかし、8回を投げて四死球なしはさすがです。
里崎選手不在の中、開幕捕手に選ばれたのは金澤選手でした。2試合で5打数3安打と大当たり。チーム初長打となる二塁打も放ちました。
清田選手。2試合でヒットは1本だけでしたが、良い守備で投手陣を助けます。清田選手が下位打線ではなく3番で固定できれば打線もよくなると思いますが。
岡田選手。今年もその守備範囲は健在です。ただ、ヒットは出ていますが、ランナーを返すタイプではないため、1番で使ったほうが良いのではと思います。2番角中選手を生かすためには、ランナーを2塁においておきたい、そのためには走れる岡田選手のほうが良いのでは、と思います。
ところで、マリーンズの外野今では屈指の守備力を誇りますが、バファローズもすごいことになっています。特に、後半守備固めで駿太選手がセンターに入ると、もう鉄壁です。
根元選手。2試合でチーム唯一のタイムリーを含む3打点と、打撃では活躍しました。この選手はランナーを返す打順においた方が良いと思います。少なくとも、開幕戦見逃し三振2個は、1番バッターとしてはいかがなものか、と思います。
課題の守備では、この2試合では状況判断の悪さが目立ちました。ゴールデングラブを目指すそうですが、どうも気負いすぎて余計なことをやっている感じがします。この辺は冷静に対処してほしいところです。
新戦力のG.G。佐藤選手。日本復帰最初の打席でヒットを打ちました。
この後2塁に進み、根元選手のヒットで3塁を回ったところで思いっきり減速し、コーチの指示であわてて本塁に突入しますが余裕でアウトになるという、笑えるプレーも見せtくれました。
いろいろな意味で活躍を見せてくれそうです。
2回戦サヨナラ犠牲フライの福浦選手。
打撃だけではなく、守備での貢献も大きく、マリーンズの誇る三遊間の投じるフリーダムな送球を難なく捕球する技術は健在です。
新人の松永投手。初登板ということで若干緊張があったのか、被安打2でしたが、まずまずではないでしょうか。
伊藤投手。今年はこのような試合が多くなると思うので、伊藤投手が戻ってきたことは大きいと思います。
そして、荻野忠投手も。
2回戦先発の渡辺投手。
正直、ちょっと厳しいかなという感じです。特に、3ボールからあきらめたような投球で四球を出してしまうことが2回ほどあり、気持ちが衰えているのではないか、とさえ思えてしまいます。
西野投手。
育成時代から期待の高かった投手ですが、ついに1軍初登板です。この日先発もあるのではないかと思いましたので、渡辺投手が早めに交代した場合に登板するのは予定通りだったのでは、と思います。
内容的にはかなり厳しかったですが、それでも3回を1失点でしのいだ事が今日の勝利の大きな要因だと思います。我慢して3回を投げさせたところも、ベンチの期待の高さをうかがわせます。
バファローズ、平野投手。
今のバファローズ最大の弱点は、岸田、馬原両投手を欠いている事で、少なくとも2回戦は、8回に平野投入でバファローズは難なく勝てたはずです。
連投で回またぎしかも連敗、敵ながら体が持つのか心配になってしまいます。
この2試合で一番持っていなかったのは、元マリーンズ、松本投手。
特に悪いことはしていないのですが、ショートのエラーで出塁したランナーがサヨナラのホームインしたため負け投手に。
マリーンズ時代は結構ムラがありましたが、良いときは打つのは難しい投手なので、いやな相手になりそうです。
この2試合、元マリーンズの選手は他にも竹原選手、斉藤選手と出場しましたが、一番忙しかったのはこの人、西本コーチでしょう。
逆に持っていたのは、服部投手。開幕戦わずか3球で勝ち投手でヒーローインタビュー、翌日もわずか8球で1イニング無失点でした。
以前は小柄な体格を補おうとして目一杯投げていましたが、腕を下げ低い位置から投げる、武田久投手のようなスタイルに変わっていました。このピッチングであれば期待できそうです。
そして角中選手。今年のマリーンズはこの選手を中心にして回っていくことは間違いありません。
チーム初盗塁。犠牲フライの中継ミスを突いて2塁から生還するなど、積極的な走塁もチームを引っ張ることでしょう。
開幕戦のサヨナラ犠牲フライ。
ホームインした細谷選手の股くぐり。
サヨナラ勝ちはいつ見ても良いものです。
最後に全員でご挨拶。
ところで、伊東監督の選手起用ですが、試合後半では控え選手に出場機会を与えたり、中継ぎ投手も負担が偏らないような起用を心がけていると思いました。
昨年の、特定の選手に偏執した起用ではないところは好感が持てます。
今後、選手の特徴がつかめてくると、うまく機能するのではないかと思います。
<おわり>