前回の出航予定は子供の運動会の為に行かれなかったが今期最後になろうかと男女へ行ってまいりました。
午後11時半、今回13名での出航。
中には小学6年生もお父さんに連れられて石鯛釣りに。
生憎の雨でしたが風は東から南西に変わる予報。
五島では北にとなんか読めない予報だったのですが船長と相談して東向きの吉田瀬3番を見て上がれそうだったら上磯しようとリクエスト。
就航し、俺はすぐ眠ってしまったのだが五島灘で船が叩いて目が覚めた。
もしかして北東が吹いているのかなぁと思っていたんですがよく分からずじまい。
五島灘、男女群島付近は東と名がつく風に非常に過敏反応します。
地形的なのか潮の通り具合によるものか凄いウネリがつきます。
特に男女ではいきなり急変するような天候もありえますので注意が必要。
午前4時、男島から上磯。
殆どが底物師、今回俺も2刀流で参戦するか迷っていましたが準備も間に合わずエギ
竿のみで参加。
まして今回Red-Judyのオーナーモデルをお借りしてきました。
オーナーモデルはガイドが83で11個のガイドセッティング。
#2に2個ガイドがあり艶消しのブラックカラーリング、穂先は見やすいようにホワイトカラー。
グリップも俺のと違いショートバットになっている。
俺のと違いを確かめもあって、あえてエギ竿のみに致しました。
吉田瀬付近に4時半に到着、風もウネリもそう無い。
ワンド内のハナレは潮がまだデカイのでもし波がかぶってしまえば逃げ場が無い。
あえて島本土側の3番を指定いたしました。
5時過ぎ、薄っすらと夜が明けていきますがまだ干潮付近。
ウネリがやや入って来てますが許容範囲内。
雨は結構降っています。
降水確率が50%でしたがなんか様子が変と、この時点くらいから気づいていました。
暗い中、やってましたが普段ここでやればほぼ釣果には確実性がありましたがこの日は全く無反応。
なんかおかしい・・・。
上げ潮が入り始めてきましたと同時に滝のような雨が・・・・。
重圧感ある雨雲が女島を覆いかぶさってます。
この時点で撃っていましたが上から反対側から瀬を越えて波シブキがかかるようになり一時ストップ。
まだ上げ4分くらいの潮なのでこれから満潮に向け潮位も上がればこのウネリと風、潮が同調したらかなりデカイ波になります。
中断し荷物を高台へ上げることに。
次第に荒くなってきましたね。
6m上くらいに居ますが波は這い上がって来るでしょう。
もう一段上に上げます。
東と南東の入れ替わり、到底南西には変わりそうもありません。
この状態なら船は着けれないだろうなぁ・・・・
午前8時、滝のような雨と波シブキの中でじっと瀬の隠れに身を潜め治まるのを待ってました。
今回、ビデオカメラを持ってきていたのでその時の動画を1分くらい撮影しているのですがどうも落とし方が分からず結局放置・・・。スイマセン機会があればアップ致します。
雨で島が見えません。
1時間くらいでしたでしょうか、少し風向きが変わりウネリも向きを変え次第に少しですが落ちついてきました。
暗い中からマズメが勝負だったのが非常に苦い形になってしまった。
無理は出来ないしあの状態でやっていれば必ず迷惑かける形になってしまうだろう。
釣りどころの話ではなかった。
完全に予報とは違う遅い動きなのかも知れない。
10時見回りの予定だった船が9時に来てすぐさま瀬代わり。
まだ南西も吹く様子もないので女島の西側へ。
女島西側へ上がったのだが波はないがウネリの波動がやはりある。
潮は左前の瀬から左サイドへ流れ5時方向へ入ってくる当て潮ぽくなっています。
右側は大きなワンドになり船の休憩場所になっている。
2時間程度入れるがまるっきり反応がない。
前回より日中のアタリが極端になくなり回遊魚が多い男女近郊の海域。
烏賊には命かかる強敵なので出て来ないのか・・・。
おまけに前回もアタリは殆どボトムのみ。
ズル引きで乗せ引っ手繰るような釣り方しか載せきれなかったです。
釣れるのはエギに大きなアラカブが掛かってくるくらい。
ココでオーナー使用を振ってみました。
感想は俺のより何故かソフトに感じます。
同じブランクなのですが秋口にスプラッシュかける叩く釣り方をやるのですがロングでの柔らかいロッドで高速な動きを取るのにやり易いのですがオーナーモデルはブランク全体がガイド位置での曲がり、要は全体でしなっているので優しい感じがします。
ただ、実際烏賊をかけていませんが獲るトルク感は十分にあります。
実際3~4.5号まで振ってみましたが余裕です。
俺の振っているプロトとは同じブランクでも全く違う感じに思えました。
後でオーナーさんに聞いたのですがガイドの取りつけのブランクの角度でも異なるという事です。
どういう事かというとご自身のエギ竿を#1で継ぎ目を地べたに着け手で中間くらいをガイドを上に向け抑えてみて下さい。
ちょうど掛かったトルク感の竿のイメージが分かるのですが90度回転させまた同じ位置を抑え押してみて下さい。
硬く感じますので、この位置にガイドを取り付けたら竿が硬く感じると思います。
こういったものがカスタムには変更したりガイド、リールシートとグリップの径や形でよりやり易い形になるのですね。
市販をチューンする事も出来るのでこうしたいと思う方があればお話だけでもしてみたらよいと思います。
話がそれましたが今回、西側でもウネリの影響で手が出せません。
ショアから無理なら・・・・・
3回目の瀬代わりで今度は何処上がっても一緒だろうと思い船から狙う事に。
船長に休憩場所で船からやると告げ底物師の瀬替わりが終わるまで男女周囲を回ります。
雨は小雨に変わりました。
最後の望みであの千人塚へ。
スイマセン、あえて画像は取りませんでしたのでご了承を。
分かる方はお分かりだと。
ネット上から引いてきましたがアンカーを下ろし船から狙います。
しかしエギには無反応。
船長とも話していましたがココで反応がないなら烏賊はもうシーズン落ちたか天候の性かと。
1ヶ月前でも酷く昼間の反応が悪く朝方に集中するだろうと踏まえていたが非常に残念。
今回、烏賊はお手上げ状態。
諦め船から烏賊のエンペラを1枚持ってきていたのでワイヤーハリスで作ったお手製のブラクリでエギ竿でドボン。
すぐさま反応あり良型のアラカブやアカハタ、フエフキなどお土産は普通に釣れたのだが・・・
今回、シケがまた続くみたいで早めの回収となる。
午後2時回収が始まった。
次があるか分からないがやはり秘めてますねココは!
天候で直に秘めてしまう男女、魚達には楽園なんでしょうね。
底物師の回収が始まり・・・
「さっき烏賊居ったよ!当て潮で底から出てきて潮に乗ってこんくらいデカイとが流されていったバイ。あがん太かとは始めて見た!」 と底物師。
腕を広げるサイズをみたら・・・・・・
やはり男女群島。