マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

遠くて遠い国アフガニスタンに思う

2021-09-02 11:08:30 | 日記
筆者がアフガニスタンという国を認識するようになったのは1979年のソ連による武力侵攻がきっかけだった。
あの時はたまたま年末年始を利用して海外旅行をしておりあのニュースを耳にしたのはギリシャのアテネだったことをいまだによく覚えている。
それはともかくとしてソ連はその後10年ほどして意を果たすことなく静かに撤収していった。
それでアフガニスタンの平和が訪れたかと言えば、そうではなかった。
対外的にはあまり目立たなかったのだが実は内戦を繰り返していたのである。
そうこうしているうちに大変な事件が起こった。
2001年のNY同時テロ、数千人もの米国人や当該オフィス勤務者が犠牲となった。
そしてその首謀者をアフガニスタンが匿ったことから米国を敵に回すことになったのだ。
その米国も結局思い通りの国家や政治体制の構築を見届けることなくこのアフガニスタンから完全撤退することになった。
アフガニスタンという国はつくづく分からない国である。
他国からの侵略は許さない。
かといって自国内で1つにまとまっているかと思えばそうではない。
今もタリバンとイスラム国が同じイスラム原理主義を掲げながら戦火を交えている。
北朝鮮を「近くて遠い国」だとするならアフガニスタンはまさに「遠くてもっと遠い国」なのである。
コメント
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