首相がまたしても厄災を招いてしまった。
というのも高まる防衛費予算に対しその一部を増税で賄うとの方針を発表したからだ。
財政規律を重んじる立場からは極めてリーズナブルなのだが増税に関してはとりわけナーバスな議員が多い。
特に来年は統一地方選があるからねぇ。
旧統一教会問題以外にさらに増税が加わるとあっては自身の選挙の手足になる地方議員の存在そのものが危ぶまれる。
ゆえに昨日の自民党政調部会(正式な名称は定かではないが)は紛糾したのも無理ないことだ。
首相は少なくとも「来年の増税はない」として事を軽んじていたかもしれないが党内の反発は半端ではないようだ。
ここまで来るとそもそも首相の「聞く力」はどこにあるのかと思ってしまう。
「聞く力」の前に「空気を読む力」も必要だ。
特に今回は内輪の議員を敵に回してしまったのだ。
しばらくはその対応策、懐柔策に時間が割かれそうである。
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