中国外相の外相訪中要請に思う

中国の王毅外相が就任間もない林外相に訪中要請を行っているということだ。
余りに唐突な感じだがやはりそれ相応の思惑があるのだろう。
かねてより米国は我が国に対し北京五輪の外交ボイコットに同調するよう呼びかけている。
ゆえに中国政府には「このような動きを放置していては日米両国はもちろんのことそれ以外の関連諸国に波及していくかも」との危機感があろう。
堪らず親中派と目される林外相に「防波堤になって貰おう」と考えたのかもしれない。
ということだから林外相はおいそれと応じるわけにはいかないねぇ。(笑)
もし訪中するとしたら交渉材料を整理しなければならない。
渦中にある台湾問題以外にもウィグル・香港の人権問題や地球温暖化対策、尖閣諸島領土問題など交渉イシューは枚挙にいとまがない。
場合によっては北朝鮮拉致問題すら何かを依頼しなければならないかもしれないのだ。
将来首相の座を狙う林外相にとって早くも正念場、見せ場が巡ってきたと言っていいだろう。