この度発覚した自動車販売・修理会社の保険不正行為は本当に罪深い。
保険制度は言うまでもなく性善説の上で初めて成立する。
これを故意の傷付けと虚偽の申請を繰返し保険金を不正受給していたのだからねぇ。
堪らず国交相や財務相がコメントせざるを得なくなった。
損保業界の重鎮や財界などからも多くの苦言や社会に対する警鐘などが聞かれた。
某財界人の「社会が想像もできないほど変わってしまった」と聞いた時は思わず衝撃を覚えたものだ。
誰がこの社会の変質、変容を収束させるのか?
先ず渦中の販売会社トップは公開の場でキチンと事の顛末を明らかにすることが重要だ。
もしこれが出来ないようなら公権力を行使しなければいけない。
保険金不正額の洗い出しと精算(ペナルティを含む)はどうするのか。
被害者たる損保会社が行うのがスジかもしれないが現実的ではない。
1件1件の金額は小さく勘定に合わないのだ。
彼らも困惑しているに違いない。
今のところ当該会社内に設置した第三者機関が調査を行うということだがこれとて納得のいく調査が行われるのか、甚だ疑問である。
しかしこれくらいしか妙案は浮かばない。
「第三者機関よ、頑張ってね」というよりほかないのだ、たとえこの会社が全ての費用を負担すると言えども・・・。
そして底なしの企業モラル低落、これは政治は背負い込んだ大きな課題である。
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