マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

石丸新党の不思議さに思う

2025-01-16 11:00:17 | 政治
先だっての都知事選で旋風を巻き起こした石丸氏が昨日記者会見して来る都議選に挑戦する意気込みを示していた。
ただ当人は出馬することなく新党を立ち上げ候補者を支援する立場に徹するとのことだ。
それはそれで結構なのだが不可解なのは政党にもかかわらず特定の政策を待たず他党との掛け持ちも容認するという点だ。
候補者は自由に独自の政策を主張する、どんな政党の支援を受けてもよい、というのはとても緩い結びつきの政党だねぇ。
これで政党として最低限の纏まりがキープできるのか、いささか心配である。
この新党について維新の会の吉村共同代表も賛意を示しているがこれもよく理解できない。(笑)
石丸氏の描く世界はまるで政界を液状化させるようなものだがこれが直ちに望ましい方向だとはとても思えない。
さて半年後の都議選に向けて何人の候補者が「公認」を求めて応募してくるのかねぇ。
改革マインドを持ったフレッシュな新人の登竜門になればいいのかもしれないがそれだけでは一過性の出来事に終わってしまう、という気がしてならない。
政治も「ゴーイング・コンサーン」だぜ。
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東京女子医大元理事長の犯罪に思う

2025-01-15 18:51:02 | 社会犯罪
東京女子医大元理事長が背任容疑で逮捕されたとのことだ。
大学の施設工事を請け負ったとされるが業務実態のない建築士を介して不正な資金が元理事長側に還流させた疑いだが元理事長の自宅付近の路上で数千万円が現金で実際に建築士・元理事長側近間易い。されていたということを聞くと本当に生生しいねぇ。
それに当該建築士の取り分がこの理事長の50%に上るというから一体どんな関係かと、思ってしまうねぇ。(笑)
まぁ、そんな下衆の勘繰りは別にして、学校法人というのは創業者の支配下にある場合が結構多いので同類の犯罪を生み易い。
評議員会など外部のチェックも形だけということになりがちである。
それを文科省がせっせと助成金を交付するのもなんだかなぁ。
文科省はいったい何をどう監督しているのか・・・?、もしも監督能力が十分ではないという自覚があるのならせめて(今回のケースから)厳然と処分していったらどうだろう。
私学助成金は5年、10年停止してもいいのではないだろうか。
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拝啓 三谷幸喜様

2025-01-13 20:42:37 | 文化
かって成人の日に密かな楽しみがあった。
毎年この日に今は亡き作家の伊集院静氏が(成人の日を迎えた)若人たちに対し餞けのメッセージを新聞広告の形で掲載していたからだ。
破天荒な人生を送ってきた伊集院氏の人生訓はなかなか含蓄に富むものだったので(筆者は成人の日の対象者ではなかったが)興味を持って愛読していた。
残念ながら氏は先年この世を去られたのでこの意見広告の行方が気になっていたのだが今日に新聞を見て劇作家の三谷幸喜氏がどうやら後継されるようである。
よかった、よかった。(笑)
三谷メッセージの骨子は ①人生は総じて面白いもの ②失敗を恐れずに挑戦することが大事、の2つに要約されると理解したがこの主旨には全く同感である。
恐らく来年以降も氏は発信し続けられるものと勝手に理解しているがよろしくね。
筆者もユーモアに富んだ先生のメッセージを楽しみに待っています。
願わくば伊集院先生のように直筆がいいんだが・・・、字体は拙ければ拙いほど味があると思うよ。(笑)
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AI論文数に見る中国の躍進に思う

2025-01-12 09:52:50 | 学術
AIの研究者が成果を発表する国際学会において中国の存在感が急伸している。
トップ研究が集まる国際3学会における24年の採択論文を見ると中国が米国を猛追していることが明らかになっている。
ちなみに日本はどうかといえば採択論文数も論文著者数も米中に遠く及ばない。
いつの間にかAI研究において(も)日本は中国にも大きく後れを取ってしまったのだ。
筆者が当該分野での中国の台頭を意識したのは十数年前に中国が顔認証技術を利用した特定人物追跡システムを実用化したことだ。
このシステムは必ずしもAI 技術の一環とは言えない(かもしれない)が中国のITに関する強い意志と取組みを感じたものだ。
AIは今後あらゆる産業分野でカギとなる普遍的な技術にもかかわらずこんな体たらくで大丈夫なのか。
日本はこの30年、経済力で世界に後塵を拝することになった。
1人当たりGDPで韓国や台湾にも抜かれたというではないか。
心配なのは我が国の中にこの点で十分危機感が感じられないことだ。
何を足掛かりに日本再生を図っていくのか、いまだに的確な青写真さえ描けていないように思うが如何だろう。
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どうにも止まらない初任給引き上げ競争

2025-01-11 10:57:11 | 経済
一昨日このブログで産業界に広がる初任給引き上げ競争を上げたところだが今朝の朝刊に「東京海上の初任給41万円」という見出しがあった、いやはや。(苦笑)
この東京海上の場合は転居転勤に同意した条件で、ということだから他社と同列に見なすことはできないがそれにしても大学新卒で40万円台とはねぇ・・・、何かオークションを見ているみたいだ。
我々が就職期にあった数十年前にも初任給提示合戦が見られたが「いやいや、会社には今後30年、40年お世話になるのだから目先の数字に惑わされるのはよくない」と自重した記憶がある。
しかし今や、一生同じ会社にお世話になるなんてことを考えている新卒者はほとんどいない、と聞く。
ゆえにこんなロジックは通用しないんだろうなぁ・・・。
しかしこれだけ初任給提示額に差が出てくるとやっぱりついていけない会社が出てくることを恐れてしまう。
社会に出た瞬間に格差が生まれているということになりかねない。
余力があって優秀な人材を取りたい会社は初任給で競うのではなく社内教育や福利厚生の充実で差をつける方法も考えて欲しい。
目先の金額だけで勝負するのもちょっとさもしい気がするのだ。
新卒者にも言いたい。
会社に栄枯盛衰はつきもの、今後どんな変化が待ち受けているかもしれないよ、社内の競争環境も含めてね。
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