ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

シャッター・アイランド

2010-02-24 02:42:31 | さ行
先ほど見てきたばかりですが

想像より破綻してなかった、と言ったら
失礼か。

けっこう謎解き、楽しめました。


「シャッターアイランド」74点★★★


ときは1954年。

精神疾患のある犯罪者が収容される
孤島“シャッターアイランド”で
一人の女性患者が行方不明になる。


鍵のかかった病室、島外への脱出も不可能な状況で
彼女は煙のように忽然と姿を消したという。


連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)は
相棒のチャック(マーク・ラファロ)とともに
島に上陸し、事件を探るが
次第にこの島の謎にはまっていき――という話。


とにかく謎を煽りまくる予告編といい
スコセッシ×ディカプリオのコンビは
「ギャング・オブ・ニューヨーク」という
ガックリの前例もあり(「ディパーテッド」は好きだったけど)


正直「風呂敷広げっぱなしになるのでは?」と
危惧していたのですが

さすが原作がしっかりしていたようですね。
ちゃんと落とし前のつくミステリーになっていました。


「画面のあちこちにヒントがある」と
宣伝で言われたとおり
目を皿のようにして見ちゃいましたよ、ハイ。


ただディカプリオは最近どうしてこう
怒鳴ったり、爆発的な演技ばかりなんだろう。

カラダは立派なマフィアサイズなのに(ごめん)
なんか幼さがあって
アンバランスというか。


ずぶ濡れで慟哭する彼を
ひいて撮ったシーンがあるんですが
ホントに子どものように幼くみえて
ポカーンとしちゃいました。

これは意図した演技・・・じゃないよなあ。


来月、久々に来日するそうで
チラ見してこようかしら。

「タイタニック」で取材してから
もう・・・13年?!ヒー!


★4/9から全国で公開

「シャッターアイランド」公式サイト
コメント (2)
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