「東京島」も
原作読んでから観るか、すご~~く迷ってる。
「告白」58点★☆
湊かなえの衝撃ベストセラーを
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が
映画化したものです。
中学1年の担任教師・森口(松たか子)は
終業式後のホームルームで
ある告白を始める。
数ヶ月前、学校のプールで
森口の一人娘・愛美(まなみ)が溺死した事件。
警察は事故だと処理したが
森口はこう言う。
「愛美はこのクラスの生徒に殺されたんです――」
そして森口は
少年法で守られた犯人たちを
ある方法で処罰することにする。
その驚きの方法とは――?!
原作を読んで「映画化は難しいだろうなあ」と思いました。
で、映画には
やっぱり相当な“もがき”が感じられました。
原作とほぼ同様に登場人物たちの主観による
「告白」がつながっていく
シンプルな作りですが
中島監督の挑戦は
そこに“中学生”という群衆、集団の
視点を入れたことです。
クラスメイト37人のひとりひとりが
けっこう画面に映るし
冷たく青みがかった映像のトーンも
せつなくけだるい
「若者っぽい」音楽の多用も
おそらく“青く、ゆえに恐ろしい”
彼らの心象風景を
描こうとしているものと思います。
ただそれはともすれば
犯人側の言い分を
より助長する印象にもなり
原作で感じた「ざまあみさらせ」な
鉄拳ガツン、溜飲が下がる感覚を
失わせることにもなる。
邦画の原作ものって
自分に二重三重のハードルがかかってしまい
難しいところですね。
逆に洋画ってそれが少ないから気楽なのかも。
しかし
中島監督という人は
すごくまっとうなチャレンジャーだと毎回思います。
必ず原作に自分の“色”を入れようとする
彼の姿勢は創作人として
リスペクトできる。
必ずしも
功を奏するとは限らないけど。
★6/5から全国で公開。
「告白」公式サイト
原作読んでから観るか、すご~~く迷ってる。
「告白」58点★☆
湊かなえの衝撃ベストセラーを
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が
映画化したものです。
中学1年の担任教師・森口(松たか子)は
終業式後のホームルームで
ある告白を始める。
数ヶ月前、学校のプールで
森口の一人娘・愛美(まなみ)が溺死した事件。
警察は事故だと処理したが
森口はこう言う。
「愛美はこのクラスの生徒に殺されたんです――」
そして森口は
少年法で守られた犯人たちを
ある方法で処罰することにする。
その驚きの方法とは――?!
原作を読んで「映画化は難しいだろうなあ」と思いました。
で、映画には
やっぱり相当な“もがき”が感じられました。
原作とほぼ同様に登場人物たちの主観による
「告白」がつながっていく
シンプルな作りですが
中島監督の挑戦は
そこに“中学生”という群衆、集団の
視点を入れたことです。
クラスメイト37人のひとりひとりが
けっこう画面に映るし
冷たく青みがかった映像のトーンも
せつなくけだるい
「若者っぽい」音楽の多用も
おそらく“青く、ゆえに恐ろしい”
彼らの心象風景を
描こうとしているものと思います。
ただそれはともすれば
犯人側の言い分を
より助長する印象にもなり
原作で感じた「ざまあみさらせ」な
鉄拳ガツン、溜飲が下がる感覚を
失わせることにもなる。
邦画の原作ものって
自分に二重三重のハードルがかかってしまい
難しいところですね。
逆に洋画ってそれが少ないから気楽なのかも。
しかし
中島監督という人は
すごくまっとうなチャレンジャーだと毎回思います。
必ず原作に自分の“色”を入れようとする
彼の姿勢は創作人として
リスペクトできる。
必ずしも
功を奏するとは限らないけど。
★6/5から全国で公開。
「告白」公式サイト