これ観てから、ボーッとしてるとき
気がつくと頭ン中で
女子ラッパーのゆるーいラップが回ってんです。
♪シュッシュッシュ~♪ ハートのエース♪
・・・自分に「ギョッ」としますわ(苦笑)。
「サイタマノラッパー2 女子ラッパー★傷だらけのライム」67点★★☆
昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞し
いまだリバイバル上映が続いている
伝説の(?)前作「サイタマノラッパ-(SR)」。
その続編です。
舞台は埼玉から群馬へ。
いまは亡き“伝説のラッパー・タケダ先輩”に憧れて
高校時代に女子ラッパーユニットを組んだ
アユム(山田真歩)。
あれから約10年。
27歳になったアユムは実家のこんにゃく屋で
くすぶっていた。
そんなある日、アユムは
“タケダ先輩”詣でにやって来た
埼玉のラッパーに出会う。
「やっぱもう一度、ラップをやりたい!」
アユムは同級生のみっつー(安藤サクラ)らに声をかけ
女子ラッパーの再結成ライブを目指すが・・・・・・?
最近多い「田舎でもがく若者」テーマといえますが
いや~
アラサー田舎女子たちが
「ヨー!ココからは・じ・ま・る~」
と奮起する様子は
かつてない寒さと痛さ(笑)。
「川の底からこんにちは」の
オバチャンたちを若くしたような女子たち、といったら
ひどすぎだけど
目指すところはそんな感じか。
そんな女子たちに
長回しで延々とラップの掛け合いをさせたり
いきなり水着を着せたり
なにより“映画的大逆転”を奪った展開も
徹底して痛い。
しかし
1979年生まれの入江悠監督は
その演出センスに目をひくところがあり
目が離せず、見守ってしまうんですねえ。
痛しかゆし、じゃないけど
けっこう笑えるし
歌も回るし
「川の底から~」の岩松了さんが出てて
オーラ満点だし。
最近モヤモヤ~としてるかた、いかがでしょうか。
ちなみにcoming soonは「栃木」だそうです(笑)
★6/29から新宿バルト9ほか全国順次公開。
「サイタマノラッパー2」公式サイト