これさー
元旦公開にすれば
ファミリーみんなで観に行けてよかったのに。
「ALWAYS 三丁目の夕日'64」3D版 70点★★★☆
2005年に1作目、2007年に2作目と
いずれもヒットした人気シリーズ、5年ぶりの3作目です。
舞台は昭和39年(1964年)の東京。
東京オリンピックが開催されるこの年、
街は熱気と活気に満ちあふれていた。
茶川(吉岡秀隆)はヒロミ(小雪)と結婚し、
淳之介(須賀健太)は高校生に。
だが茶川は新人小説家の人気に押され、
毎度のスランプに陥っていた。
お向かいの鈴木オートの鈴木(堤真一)と
妻トモエ(薬師丸ひろ子)一家の暮らしは順調だ。
そんななかお年頃の六子(堀北真希)に
恋の予感が――?!
茶川の芥川賞騒動しか印象に残っていない「2」よりも
話が作りこまれており、
シリーズものとしては上出来の域だと感じました。
六ちゃんの恋に、茶川の父子確執と
各エピソードが描き込まれているし、
さらに堤真一氏がコミカルさを増して
ムードを盛り上げてくれます。
公開前のいま、テレビで「1」から放映中ですが
改めて「1」を見ると
「ほう~」という伏線があったり(笑)。
3Dも最初は
「東京タワーを見るためだけかな……」と思ったけど
見慣れてくると奥行き感があり、
セット自体が一つの楽しみである
三丁目のテーマパーク的世界によく合っている。
ジオラマ見て楽しむような感じでしょうかね。
それに一段と感じるのは“チーム愛”。
ホント笑っちゃうほどに美術が作り込まれていたり、
役者どおしも楽しそうで、微笑ましい。
「淳之介も、もう高校生か~」とか、
こうやってみんなが楽しめる
国民的映画も、いいんじゃない?と。
しかしこのまま続くと
自分の生まれ年が近づいていく感じで
それはそれで、ちょっと怖い……(笑)
★1/21(土)から全国東宝系で公開。
「ALWAYS 三丁目の夕日'64」公式サイト