RGB、じゃありません。
いまや、世界の“アイコン”女史ですぞ。
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「RBG 最強の85才」69点★★★★
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3月に公開された「ビリーブ 未来への大逆転」のモデル張本人、
85歳にして現役の米・最高裁判事である
ルース・ベーダ・ギンズバーグ(略してRBG)のドキュメンタリーです。
1933年にニューヨークで生まれた彼女は
まだ女性が学ぶことすら難しかった時代に大学に進み、
最大の理解者となる夫と出会い、
しかし「女性だから」ということで、一度は弁護士の道を諦めて
大学で教えていた。
でも、1970年代から「性差別」に対する裁判に関わり、
法律に異議を唱え、誰もに平等の権利を、と訴えて
今日まで闘ってきた。
#Me Tooも、彼女がいなければ道は開かかれなかった!と
いまやRBGの顔を印刷したTシャツやマグカップなどグッズも大人気。
若者たちのアイコンになっているんです。
そんな彼女の道のりは、ほぼ映画「ビリーブ」そのまま。
逆に映画が「ホントに事実に基づいているんだ!」と感心してしまうほど。
なので
ドキュメンタリー映画としては
やや平凡な造りかな、と思ってしまったのは申し訳なかったかも。
それでも、なにより実際の彼女を見て
「ホントに、すごくきれいな人なんだ!」と、びっくりした。
小柄だけど、美人でパワフル。
80歳越えにして、いまもジム通いするシーンに感服しつつ
来る未来への勇気もいただいてしまった。
そしてドキュメンタリーで知ったのが
彼女が、いかにして今日に至るまでの「信念」を持ったのか、ということ。
彼女が17歳のときに亡くなったお母さんが
「淑女たれ。そして自立せよ」と教えたことが全てのはじまりだった、と知って
かなり感銘を受けました。
折しも、その著作を基にした「新聞記者」(6/28公開)も控える
東京新聞・望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)を読んだのですが
彼女の原点にも「母」の影響は大きかったよう。
うーむ。
なんだか娘と母の関係について、
いろいろ考えをめぐらせてしまう番長でありました。
★5/10(金)からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカエリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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