ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

15年後のラブソング

2020-06-09 23:14:20 | さ行

ハハハ、この宣伝ビジュアルのシーンが

こんなにトンデモな状況だとはなあ!(笑)

 

「15年後のラブソング」71点★★★★

 

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イギリスの地方都市で暮らす

30代半ばのアニー(ローズ・バーン)。

 

アニーは地元の大学に勤める

ダンカン(クリス・オダウド)と15年来の恋人で

夫婦同然の暮らしをしている。

 

が、最近アニーはダンカンにいらつくことが多い。

というのも、ダンカンは

90年代初頭に登場し、あっという間に姿を消した

ロックシンガー、タッカー・クロウ(イーサン・ホーク)に心酔し

彼の追っかけブログを立ち上げ、

世界の仲間たちと、SNSでやりとりすることに夢中なのだ。

 

ある日、ちょっとしたことから

アニーはダンカンのブログに、タッカーに批判的なコメントを書き込む。

すると、返信が。

 

「君の評価は正しい」

――――送り主は、なんとタッカー本人を名乗る男で?!

 

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ビミョーな雰囲気の男女が映る宣伝ビジュアルから

まあなんとなく、ビミョーな男女のラブストーリーを想像しますよね。

 

二股してたのがバレた?

元ダンナとイマ彼?――――とか、予想したのですが

いやいや、想像を超える面倒くささだった(笑)。

 

 

いまは姿を消した伝説ミュージシャン(イーサン・ホーク)にハマって、

彼の超ヲタになったダンナ(かと思ったけど、結婚はしてなかったのね)と、

そんな彼との間に隙間風が吹いてるヒロイン。

 

ある日、ヒロインがひょんなことから

そのミュージシャン本人と繋がって――――という

まあSNS時代にはなくもない展開。

 

で、このワンシーンは

かつての美青年伝説ミュージシャンから

ヒゲぼうぼう、もっさいオヤジと化したイーサン・ホークと

(腹、出とる!笑)

 

彼となんでだか

知り合ってしまったヒロインと

 

伝説ミュージシャンのヲタ・ファンで、

まさか向かい合ってるのが本人だと思ってないクリス・オダウドが

握手をしてる、というシチュエーションなのでした。

 

 

 

とにかく、キャストたちがいい味出していて

真剣だけど、どこか間の抜けたハハハあり。

 

大人になりきれない大人たちの

ちょっとしたドタバタに

なんだか笑っちゃうのが、悪くなかったです。

 

しかし、舞台となるこの街って

最近、なにかの映画でみたような・・・・・・なんだっけ。

 

★6/12(金)から公開。

「15年後のラブソング」公式サイト


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