色っぽい題材のイメージとは違って
けっこうマジメな“女について”の話。
意外で、割といい。
「ヒステリア」68点★★★☆
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19世紀のロンドン。
医師グランビル(ヒュー・ダンシー)は
開業医ダリンプル(ジョナサン・プライス)のもとで働きはじめる。
ダリンプルの専門は女性特有の病とされていた「ヒステリー」=(ヒステリア)で
彼の施す“マッサージ治療”が評判を呼び
医院には女性が大勢訪れていた。
しかしダリンプルの娘で
女性の自立を目指して活動するシャーロット(マギー・ギレンホール)は
そのマッサージ治療に否定的で――?!
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1880年、イギリスでバイブ(電動バイブレーター)を発明した
実在の医師をモデルにした話。
でもバイブ話がメインというよりは、
「女性解放」が大きなテーマであり、
かつ、それを叫ぶ革新的な女性(マギー・ギレンホール)と、
医師の回りくど~いラブストーリーでもある。
このテーマから想像する印象とは違い、
極めて謹み深く、上品なタッチで綴られて
クスクス笑いもあって退屈させないんですが
ただ
女性の権利を叫ぶ方向でもなく、
かといってラブストーリー全開方向に行くわけでもないので、
全体に平たい印象は否めない。
お金持ちの風変わりな発明家(ルパート・エヴェレット)とか
もっと活躍してもよかったし。
ただ
マギー・ギレンホールは「爆竹のような」活動家の女性を
ギスギスすることなくチャーミングに演じてて
いい感じでした。
★4/20(土)から全国で公開。
「ヒステリア」公式サイト
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