「バイトテロ」が話題になっている。普通にその辺にいる若者がやってしまう。You Tube があり、インスタグラムがあり、ラインがあり、という環境があるから起こることでもある。しかしぼくにはとてもひっかかることがある。
それはこの日本社会である。いいかえれば過去三十年の間に社会変革が起こせず停滞して澱んでいたものがまるでポコポコと泡となってガスを出すように、「バイトテロ」のようなものが出ていると思ってしまうのだ。
「バイトテロ」をした若者を象徴として、飲食業、小売業の仕事はマニュアル化した仕事になっている。これもきっちりと神経質なことだ。このマニュアル化も急速にここ二十年くらいに進んだものである。あいさつ、笑顔、素早いサービス、クレーム対応。店によってはアルバイトの人だけでまわっている店もある。正社員は威張っているようにも見えるだろう。差があるとも見えるだろう。
日本の会社はどこも一様にブラック企業化している。なぜこんなに働くのだろうと、我が子らの労働を見ていても思う。政府は残業の上限を決めたが、ぼくに言わせれば、その下の数字・法律も異常である。人間は週に休憩時間を入れて40時間働き、そのために知恵を出すべきなのだ。安易に時間を伸ばすというのは知恵のない会社がすることだ、とぼくは思っている。
1.36協定における時間外労働は月45時間を原則とし、45時間を超える特別条項が適用される月数は
1 年について6カ月までとすること
2.特別条項がある場合でも(1)1カ月の時間外労働は休日労働を含めて100時間未満、(2)1年間
の 時間外労働の上限は720時間とすること
3.複数月(2カ月から6カ月)の平均で、時間外労働と休日労働の合計時間は80時間以内とすること
将来のことを考えても自分の老後はとふと考えても、自分が結婚したら、とふと考えても、襲ってくるのは不安であり、安心感のない将来だ。雑誌の広告など見ていると老後にはこれだけの金がかかると脅迫めいたことを書いてくる。また日本には真水で使えるお金がない。税収は足りない。国債を発行する。社会保障費と国債の返済、それに国防費5兆円を使ってしまえば使えるお金は少ない。現在の老人がいいが、今の若者の将来の年金はとなると、絶望的な感じもする。
なんとなくおもしろくなく、なんとなくイライラする。と言って暴動にまでみなで起こすところまでいかない。
日本は相当に神経質な社会である。一人の悪さでそれを全員に対して禁じてしまうということがある。
目の悪い人には周りの人がケアすればよいのに、ホームから転落する事故が起きるとホームに巨費を投じて壁を作る社会だ。
また日本社会は「日本人総うつむき社会」になっている。ホーム、電車内、カフェ、道路でも、みなうつむいて頭を垂れている。これは相当首に悪いはずだから相当に頭痛が発生しているはずである。上を向いて歩けとまでは言わないがまっすぐ視線を前方に向けるのが心身によいはずである。「うつむき」は「うつ病」の入り口である。
とにかく日本社会はギスギスし、イライラし、うつむき、不安に包まれている。そういう背景が「バイトテロ」にあるように思えてならない。
それはこの日本社会である。いいかえれば過去三十年の間に社会変革が起こせず停滞して澱んでいたものがまるでポコポコと泡となってガスを出すように、「バイトテロ」のようなものが出ていると思ってしまうのだ。
「バイトテロ」をした若者を象徴として、飲食業、小売業の仕事はマニュアル化した仕事になっている。これもきっちりと神経質なことだ。このマニュアル化も急速にここ二十年くらいに進んだものである。あいさつ、笑顔、素早いサービス、クレーム対応。店によってはアルバイトの人だけでまわっている店もある。正社員は威張っているようにも見えるだろう。差があるとも見えるだろう。
日本の会社はどこも一様にブラック企業化している。なぜこんなに働くのだろうと、我が子らの労働を見ていても思う。政府は残業の上限を決めたが、ぼくに言わせれば、その下の数字・法律も異常である。人間は週に休憩時間を入れて40時間働き、そのために知恵を出すべきなのだ。安易に時間を伸ばすというのは知恵のない会社がすることだ、とぼくは思っている。
1.36協定における時間外労働は月45時間を原則とし、45時間を超える特別条項が適用される月数は
1 年について6カ月までとすること
2.特別条項がある場合でも(1)1カ月の時間外労働は休日労働を含めて100時間未満、(2)1年間
の 時間外労働の上限は720時間とすること
3.複数月(2カ月から6カ月)の平均で、時間外労働と休日労働の合計時間は80時間以内とすること
将来のことを考えても自分の老後はとふと考えても、自分が結婚したら、とふと考えても、襲ってくるのは不安であり、安心感のない将来だ。雑誌の広告など見ていると老後にはこれだけの金がかかると脅迫めいたことを書いてくる。また日本には真水で使えるお金がない。税収は足りない。国債を発行する。社会保障費と国債の返済、それに国防費5兆円を使ってしまえば使えるお金は少ない。現在の老人がいいが、今の若者の将来の年金はとなると、絶望的な感じもする。
なんとなくおもしろくなく、なんとなくイライラする。と言って暴動にまでみなで起こすところまでいかない。
日本は相当に神経質な社会である。一人の悪さでそれを全員に対して禁じてしまうということがある。
目の悪い人には周りの人がケアすればよいのに、ホームから転落する事故が起きるとホームに巨費を投じて壁を作る社会だ。
また日本社会は「日本人総うつむき社会」になっている。ホーム、電車内、カフェ、道路でも、みなうつむいて頭を垂れている。これは相当首に悪いはずだから相当に頭痛が発生しているはずである。上を向いて歩けとまでは言わないがまっすぐ視線を前方に向けるのが心身によいはずである。「うつむき」は「うつ病」の入り口である。
とにかく日本社会はギスギスし、イライラし、うつむき、不安に包まれている。そういう背景が「バイトテロ」にあるように思えてならない。