イギリスは一体どうなってしまったんだ。この状態ではスコットランドも独立を言い出し、北アイルランドもまた独立を言い出すにちがいないと思う。
ぼくがロンドンに滞在したときはもう40年以上も前であるが、人種のるつぼであった。ロンドン市内に移民が集まっていた。そのイギリスがこれ以上の移民を嫌うというのはどういうわけなのだろう。よほど仕事をとられるのか、急速な移民の数に対処するのが無理なのか、どうも実態がわからない。HONDAのイギリス工場の撤退など序章に過ぎない。野村証券はオランダへ。日産もいずこかへとなるのだろうが、その他の日本企業も移動を余儀なくさせられるだろうが。
サッチャーとレーガンで新自由主義(市場原理主義、競争主義、民営化主義)を標榜し、サッチャー首相は一時期のイギリスを持ち直し、レーガンもついにはソビエトを倒してしまった。グローバル化が始まった。日本の政治家も真似をした。中曽根首相、小泉首相、新自由主義で国鉄、電電公社、専売公社を民営化した。小泉首相の下では郵政の民営化、高速道路の民営化を行った。
アメリカはその反動でか、行き過ぎた格差社会になっているためか、「ヨーロッパのような社会民主主義に傾倒する若者が増えている。それは資本主義がいきつくところまで行き、富の再分配が不可能になっていることをも意味する。
例えば今日本で、商売をしようと思っても、大新聞社はできないだろう。イオンに対抗するスーパーはできないだろう。セブンイレブンやファミリーマート、ローソンに対抗する新たなコンビニはできないだろう。なぜなら。出来上がっているから。対抗するには大資本がいるからだ。だれもやっていないことを少額資本でできるものに限られる。戦後の荒地からの商売はなにだってできた。いわばほとんどの人にやればできるという可能性が土地の値上がりなどで、資金の融通もつきやすかった。そのような時代も1995年くらいからの金融危機に象徴されるように、ほぼこれまでの商売は頭打ちとなった。頭打ちとなったときにアメリカではマイクロソフトが誕生した。シリコンバレーができていた。
現在日本では竹中平蔵(パソナ会長)のような新自由主義的な経済政策を唱える勢力がいる。学校も民営化、水道も民営化、漁業権は企業が漁業に進出するのに、企業が何かをするために、あるいはロケットを打ち上げるには邪魔なものだと考える。多くの会社が人手不足なら、外国から労働者をとればいいではないか、排外主義はよくないと、駆け込みで法制化した。
多くのことが議論されず、マスコミも議論として大きく扱わず、毎日が過ぎていく。そしてある日、福沢諭吉が紙くずとなる日がくるおそれもある、とぼくは心配している。
イギリスはどうなっていくにだろう。ぼくがいた1973年は斜陽の国と呼ばれ、経済は停滞していた。しかし、日本よりは進んでいたと思う。例えばイギリスぬはタイムアウトという雑誌があった。それを真似たのが「ぴあ」だった。ぼくですらこのタイムアウトのようなものを作ろうと思ったものだった。「ぴあ」がでてきたからしなかったが、イギリスは日本の二十年先物を行っているなあ、と思ったものだった。小さい島国ながら大英帝国として世界に君臨し、悪さもいっぱいしてきた。アヘン戦争もひどかったが、イスラエルにしてきた二枚舌もひどいものだった。Great Britainも Greatがとれ、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドがとれて、イングランドのみ小さな国家になるのかもしれない。ヨーロッパは人口の少ない北欧三国などが先進的で豊かである。それは人口が少ないことも一因と思われる。
どうなることやらイギリス。
ぼくがロンドンに滞在したときはもう40年以上も前であるが、人種のるつぼであった。ロンドン市内に移民が集まっていた。そのイギリスがこれ以上の移民を嫌うというのはどういうわけなのだろう。よほど仕事をとられるのか、急速な移民の数に対処するのが無理なのか、どうも実態がわからない。HONDAのイギリス工場の撤退など序章に過ぎない。野村証券はオランダへ。日産もいずこかへとなるのだろうが、その他の日本企業も移動を余儀なくさせられるだろうが。
サッチャーとレーガンで新自由主義(市場原理主義、競争主義、民営化主義)を標榜し、サッチャー首相は一時期のイギリスを持ち直し、レーガンもついにはソビエトを倒してしまった。グローバル化が始まった。日本の政治家も真似をした。中曽根首相、小泉首相、新自由主義で国鉄、電電公社、専売公社を民営化した。小泉首相の下では郵政の民営化、高速道路の民営化を行った。
アメリカはその反動でか、行き過ぎた格差社会になっているためか、「ヨーロッパのような社会民主主義に傾倒する若者が増えている。それは資本主義がいきつくところまで行き、富の再分配が不可能になっていることをも意味する。
例えば今日本で、商売をしようと思っても、大新聞社はできないだろう。イオンに対抗するスーパーはできないだろう。セブンイレブンやファミリーマート、ローソンに対抗する新たなコンビニはできないだろう。なぜなら。出来上がっているから。対抗するには大資本がいるからだ。だれもやっていないことを少額資本でできるものに限られる。戦後の荒地からの商売はなにだってできた。いわばほとんどの人にやればできるという可能性が土地の値上がりなどで、資金の融通もつきやすかった。そのような時代も1995年くらいからの金融危機に象徴されるように、ほぼこれまでの商売は頭打ちとなった。頭打ちとなったときにアメリカではマイクロソフトが誕生した。シリコンバレーができていた。
現在日本では竹中平蔵(パソナ会長)のような新自由主義的な経済政策を唱える勢力がいる。学校も民営化、水道も民営化、漁業権は企業が漁業に進出するのに、企業が何かをするために、あるいはロケットを打ち上げるには邪魔なものだと考える。多くの会社が人手不足なら、外国から労働者をとればいいではないか、排外主義はよくないと、駆け込みで法制化した。
多くのことが議論されず、マスコミも議論として大きく扱わず、毎日が過ぎていく。そしてある日、福沢諭吉が紙くずとなる日がくるおそれもある、とぼくは心配している。
イギリスはどうなっていくにだろう。ぼくがいた1973年は斜陽の国と呼ばれ、経済は停滞していた。しかし、日本よりは進んでいたと思う。例えばイギリスぬはタイムアウトという雑誌があった。それを真似たのが「ぴあ」だった。ぼくですらこのタイムアウトのようなものを作ろうと思ったものだった。「ぴあ」がでてきたからしなかったが、イギリスは日本の二十年先物を行っているなあ、と思ったものだった。小さい島国ながら大英帝国として世界に君臨し、悪さもいっぱいしてきた。アヘン戦争もひどかったが、イスラエルにしてきた二枚舌もひどいものだった。Great Britainも Greatがとれ、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドがとれて、イングランドのみ小さな国家になるのかもしれない。ヨーロッパは人口の少ない北欧三国などが先進的で豊かである。それは人口が少ないことも一因と思われる。
どうなることやらイギリス。