「思い込み」で世界を理解してしまうことがある。
1.世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょう。
A.約2倍になった B.あまり変わっていない C.半分になった
このような質問をさまざまな国のさまざまな分野で活躍する人々に実施してきたハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ローランドは「FACT FULLNESS」という本を出版した。著書の中で、回答者は医学生、教師、大学教授、著名な科学者、投資銀行のエリート、多国籍企業の役員、ジャーナリスト、活動家、政界のトップまで、間違いなく高学歴で国際問題に興味がある人たちだった。
この1の質問に対して、解答はCであり、日本での正解率は10%である。
2.世界中の一歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう。A,20% B.50% C.80%
正解はCである。これについての日本の正解率は6%である。ちなみに上記1.と2.のクイズで最も正解率が高いのはスウェーデンであり、二位はノルウェイである。
ぼくは幸運ながらも正解だった。しかし世界にはさまざまな分野があり、そのどれもに精通する人などはいない。
注意しなければならないことは、思い込みによって判断を誤ったり、政策を間違えたりすることだ。
3.世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう。
A.50歳 B. 60歳 C.70歳
解答はCである。世界は総じて貧困、飢餓が減っている。その分平均寿命も上がっている。これはぼくの勝手な未来への思い込みだが、癌は約四年くらいで克服され、iPS細胞による再生治療医学も発展し、人間の寿命は120歳にほぼ近づくに違いない。遺伝子治療、遺伝子編集も進められるだろう。
で、一体自分自身はどうなるのだろう。なにかしら特別にぼくだけ若くありそうもないし、他の人と同じようにあちこちと老化がある。自分だけ120歳まで生きるとはとうてい思えなくなっている。
世界保健チャートというのがある。上下が寿命、つまり健康と不健康を表し、左右の軸は所得、つまり左側が貧乏、右側が金持ちを表している。それによると、日本は健康軸が世界トップで、所得は最高レベル4の域内に入り、シンガポール、カタールにははるかにおよばないものの、イギリスやフランスと肩を並べている。が、日本より上に、ルクセンブルク、アイルランド、ノルウェー、クウェイト、ブルネイ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、アメリカ、スイスやオランダ、スウェーデン、デンマーク、カナダ、オーストラリア、バーレーン、ドイツ、オーストリアがいる。
このチャートではインドがだいたい真ん中である。しかしこのデータは2011年 IMFの発表によるものである。最新のチャートはここで見えるということだ。
データを基に世界を見るという方法もある。しかしながらごく個人の世界のことをいえば、目の前の仕事を掘り下げていけば、ある普遍的なところに突き当たるということがあると思う。世界で初めて氷を熱帯のキューバに運んだ男。ガラスを人工的に作った男。まあ、これはまあ別の話であるが、生きていての姿勢のあり方でもある。著者は「思い込みを乗り越えデータを基に正しく世界をみる習慣が身につかせる方法を思いつき、講義にし、本にしたのである。この態度は必要だと思うのである。
1.世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょう。
A.約2倍になった B.あまり変わっていない C.半分になった
このような質問をさまざまな国のさまざまな分野で活躍する人々に実施してきたハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ローランドは「FACT FULLNESS」という本を出版した。著書の中で、回答者は医学生、教師、大学教授、著名な科学者、投資銀行のエリート、多国籍企業の役員、ジャーナリスト、活動家、政界のトップまで、間違いなく高学歴で国際問題に興味がある人たちだった。
この1の質問に対して、解答はCであり、日本での正解率は10%である。
2.世界中の一歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう。A,20% B.50% C.80%
正解はCである。これについての日本の正解率は6%である。ちなみに上記1.と2.のクイズで最も正解率が高いのはスウェーデンであり、二位はノルウェイである。
ぼくは幸運ながらも正解だった。しかし世界にはさまざまな分野があり、そのどれもに精通する人などはいない。
注意しなければならないことは、思い込みによって判断を誤ったり、政策を間違えたりすることだ。
3.世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう。
A.50歳 B. 60歳 C.70歳
解答はCである。世界は総じて貧困、飢餓が減っている。その分平均寿命も上がっている。これはぼくの勝手な未来への思い込みだが、癌は約四年くらいで克服され、iPS細胞による再生治療医学も発展し、人間の寿命は120歳にほぼ近づくに違いない。遺伝子治療、遺伝子編集も進められるだろう。
で、一体自分自身はどうなるのだろう。なにかしら特別にぼくだけ若くありそうもないし、他の人と同じようにあちこちと老化がある。自分だけ120歳まで生きるとはとうてい思えなくなっている。
世界保健チャートというのがある。上下が寿命、つまり健康と不健康を表し、左右の軸は所得、つまり左側が貧乏、右側が金持ちを表している。それによると、日本は健康軸が世界トップで、所得は最高レベル4の域内に入り、シンガポール、カタールにははるかにおよばないものの、イギリスやフランスと肩を並べている。が、日本より上に、ルクセンブルク、アイルランド、ノルウェー、クウェイト、ブルネイ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、アメリカ、スイスやオランダ、スウェーデン、デンマーク、カナダ、オーストラリア、バーレーン、ドイツ、オーストリアがいる。
このチャートではインドがだいたい真ん中である。しかしこのデータは2011年 IMFの発表によるものである。最新のチャートはここで見えるということだ。
データを基に世界を見るという方法もある。しかしながらごく個人の世界のことをいえば、目の前の仕事を掘り下げていけば、ある普遍的なところに突き当たるということがあると思う。世界で初めて氷を熱帯のキューバに運んだ男。ガラスを人工的に作った男。まあ、これはまあ別の話であるが、生きていての姿勢のあり方でもある。著者は「思い込みを乗り越えデータを基に正しく世界をみる習慣が身につかせる方法を思いつき、講義にし、本にしたのである。この態度は必要だと思うのである。