25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

毎度、大相撲

2019年03月23日 | テレビ
 大相撲も終盤戦となって今日と明日で終わりである。貴景勝は今日逸ノ城に勝てば大関が見えてくるし、同時に白鵬が勝てば白鵬の優勝が決まる。明日を面白くするかは貴景勝次第である。
 今場所の逸ノ城は簡単には後退せず、タイミングよく相手を押しつぶすように両手で押し倒す。すると相手は腹這いになって負ける。
 昔「笑っていいとも」で古武術家の甲野善紀がやってみせた技と逸ノ城の技が似ていると思った。自身を衝立のようにし、呼吸を吐いて両腕に力を伝える技である。上から押し倒すときの逸ノ城の足は30度ほど外に開いていなければならない。
「笑っていいとも」では何人か試みていたが一番勘がよく、理屈でもわかったのがタモリだった。両足をくっつけるのではないが右足に対し垂直に左足で立って、右腕で下に押せば信じられないくらいの力がでる。逸ノ城のはその両足版である。組技がない貴景勝はこの技を食らう恐れがある。両手を使わせず、よい角度で胸上あたりに速く頭から突き上げるしか方法はないだろう。
 白鵬はサッとマワシをとってしまうので、逸ノ城には勝つ可能性が高い。
 今場所、上手いなあと思った力士は嘉風であった。一度脳震盪を起こしたような一番があったが、多くは後退することなく、足が前に出て手捌きが上手い。もう一人注目したのは明生であった。昨日は久々に体のキレもよい琴奬菊に圧勝した。立ち合いの踏み込みがいいのだろう。
 ところで時津風部屋はどうしたのだろう。正代、豊山、豊ノ島の成績が悪過ぎる。北の富士解説者も言っていた。稽古内容を見直さないと、と。
 毎日楽しみに見ている。明月院秀政=千代大龍、あと一勝であるぞ
。頑張れ。