25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

あれよ、あれよという間に

2019年03月26日 | 社会・経済・政治

 日本は誤ったことをしている、国民の貯金が1700兆円あるからと言って、毎年30兆円ほどの国債を発行してよいはずがない。
 政府が借金を減らせるのは、利息と元本をきちんと返し、借金を増やさないか、スーパーインフレにして国民の貯金の価値をかぎりなくゼロにすれば、膨大な借金もかぎりなくゼロになる、という方法、この二つである。日本には資産があるんだから、大丈夫という人がいるが、それだったら政府は国債を発行しないで資産を売ればいいではないか。
資産とは何かというと、政府の貯金、株券、天下り法人の財産、外国の国債などという。
 日本の信用不安が起こってくると、富裕層は日銀の紙よりも金だの土地などに替えようとする。富裕でないものの貯金の価値は下がりに下がる。貯金はすっからかんとなり、年金など払えるお金のストックはない。こんな日が必ず来る。来ないほうがおかしい。
 戦後に一度経験したが、いまの借金は戦争中よりもひどい。
 また同じ過ち犯そうとしている。
 年金生活者はどう対処すればよいのか。なぜ、日本国民は現在の政策を容認するのかぼくにはわからない。安倍首相が辞めて、責任をとってくれるのかと言ったらとってくれるはずもない。大変な時代がやってきそうで、気持ちを引き締めようと思う。
 
 そんなに心配しなくていいよ、と説得力をもって言ってくれる人がいない。みな忖度して、真っ向から言わない。あれよ、あれよと、借金が1100兆円を越えた。この20年、実質賃金が減っているのは先進国でも日本だけだ。韓国でも2、5倍あった。イギリスも2倍ほどになった。総じて日本は経済大国というわりに「貧困国家」になりつつあるのではないか、と感じるのである。
 尾鷲市もそうだ。あれよ、あれよという間に人口が一万人を割る。