田にあって、餌を啄む白鳥を始めて観察した。
堪らなく嬉しい。
けれど、ご案内したメンバーに川面を優雅に滑る白鳥をお見せできなかった悔いが残っている。
これは残念であった。
寒風が、やがて暖かな日差しに育まれ、ぼくたちを,穏やかに抱きすくめる。
午後の日溜まりに包まれる。
新たな白鳥情報が、もたらされた。
土手の向こうで餌を啄んでいると言うのだ。
なんという
ぼくたちは、直ちに車を走らせたのである。
飛翔しているのだ。
しかも、彼らの半数は餌を啄ばんで、満足して休んでいる。
川に戻って来てよ!
待っていたのだよ。
きみたちは、水の上が良く似合うのだよ。
「畝の無き食卓広き小白鳥」
そうこの、キラキラとした川面だよ。
この田んぼに、きみたちの食事の場であることは分かっている。
分かっているから、食事がすんだら川に戻ってほしいのだよ。
何時、北帰行を始めるのだろうか。
もう一度だけ、会いに来るね。
その時は、川で会おうね。
荒 野人
堪らなく嬉しい。
けれど、ご案内したメンバーに川面を優雅に滑る白鳥をお見せできなかった悔いが残っている。
これは残念であった。
寒風が、やがて暖かな日差しに育まれ、ぼくたちを,穏やかに抱きすくめる。
午後の日溜まりに包まれる。
新たな白鳥情報が、もたらされた。
土手の向こうで餌を啄んでいると言うのだ。
なんという
ぼくたちは、直ちに車を走らせたのである。
飛翔しているのだ。
しかも、彼らの半数は餌を啄ばんで、満足して休んでいる。
川に戻って来てよ!
待っていたのだよ。
きみたちは、水の上が良く似合うのだよ。
「畝の無き食卓広き小白鳥」
そうこの、キラキラとした川面だよ。
この田んぼに、きみたちの食事の場であることは分かっている。
分かっているから、食事がすんだら川に戻ってほしいのだよ。
何時、北帰行を始めるのだろうか。
もう一度だけ、会いに来るね。
その時は、川で会おうね。
荒 野人