今夜、浅田真央選手のフィギアを見た。
何故か、彼女の滑りに落涙した。
彼女は、気高く存在した。
いたいけな少女だったころから、ずっと見守って来た選手の一人である。
自分の生きて来た過去と、オーバーラップする。
だが、彼女の方がずっと進歩している。
それが嬉しいのだ。
さて・・・。
木蓮は鮮やかであるけれど、もの憂い。
そのもの憂さが、木蓮を引き立てる。
木蓮に先だって、辛夷が咲くけれど桜咲き初めたこの頃、木蓮が咲き始めている。
その木蓮の無節操が良い。
なんだって、常に正義を振りかざされると辟易する。
木蓮の無節操さが、愛すべき所業であると合点するのである。
「木蓮の咲き初めし午後額うぶ毛」
いま・・・街は春の気配に、充満しようとしている。
例年、紫木蓮(しもくれん)は白い木蓮よりも遅いのだけれど、今年は歩調を合わせているかのようだ。
その、変に優柔不断が良い。
額の産毛も、そうした視点で見ると可愛い。
そっと、撫でてあげたくなってくる。
木蓮は、何故かそうした優しさを育んでくれるのだ。
優柔不断で無節操だけれど、愛すべき花である。
荒 野人
何故か、彼女の滑りに落涙した。
彼女は、気高く存在した。
いたいけな少女だったころから、ずっと見守って来た選手の一人である。
自分の生きて来た過去と、オーバーラップする。
だが、彼女の方がずっと進歩している。
それが嬉しいのだ。
さて・・・。
木蓮は鮮やかであるけれど、もの憂い。
そのもの憂さが、木蓮を引き立てる。
木蓮に先だって、辛夷が咲くけれど桜咲き初めたこの頃、木蓮が咲き始めている。
その木蓮の無節操が良い。
なんだって、常に正義を振りかざされると辟易する。
木蓮の無節操さが、愛すべき所業であると合点するのである。
「木蓮の咲き初めし午後額うぶ毛」
いま・・・街は春の気配に、充満しようとしている。
例年、紫木蓮(しもくれん)は白い木蓮よりも遅いのだけれど、今年は歩調を合わせているかのようだ。
その、変に優柔不断が良い。
額の産毛も、そうした視点で見ると可愛い。
そっと、撫でてあげたくなってくる。
木蓮は、何故かそうした優しさを育んでくれるのだ。
優柔不断で無節操だけれど、愛すべき花である。
荒 野人