エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

早咲きの桜

2014年03月16日 | ポエム
早咲きの桜を楽しむ。
早咲きの桜は、原種に多いのだ。

ソメイヨシノは、江戸時代の交配種。
東京の北区滝野川の地域である。
そこには、今もなお植木屋さんが多い。

「染井墓地」も厳然としてある。
あの「お岩」さんの墓所もあるのだ。



例えば、寒緋さくらもそうだ。
地域の名前を冠している桜は、ほとんど原種に近い。



この淡さは一体何だろう、とさえ思ってしまう。
まるで、人が作った色の淡さではないか。



このショッキング・ピンクは、好もしい。



この純白の桜も、好もしい。







「花の時期若過ぎて咲き色多く」







この桜は、ヒマラヤサクラと云う。
この、花だけが咲いていた。
もう、散ってしまっていた。

花梨の花に似ている。
しかし、桜である。



桜の原種の色を、お見せした。
この桜の原種、ソメイヨシノより早咲きだけれど、ヒマラヤサクイラ以外はまだまだ楽しめる。

梅が終わりに近づいている。
いよいよ、待ちかねている桜の季節が到来する。



昨日は暖かかった。
今日はそれ以上、暖かい予報である。

この季節、やるべき事も多くある。
投句の締切も、複数ある。

からまつへの投句。
からまつ歳時記への投句。
俳句四季への投句。
秩父俳句大会への投句。
からまつ6月号への原稿。
これ以外に、ほとけ泥鰌の俳句の鑑賞。
自分の勉強のための句集鑑賞。

ここまで概ね、20日を目途に書き上げる。
さらに言えば、今月末日の春の吟行もある。
そうそう、この春の吟行は写真も撮らなければならない。



文章と向き合う事が、多くなる。
それは嬉しい。
だがしかし、自分の読みたい本が遠のいていく。
時間のコントロールが下手になっていく。

齢の所為だろうか、だとしたら悲しい。
雨が降り続けてくれれば、家に籠って勉強が出来る。
それを望もうか!



       荒 野人