エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

メジロが来た

2014年03月22日 | ポエム
この子・・・メジロである。
目の周りが白いから、目白だ。



桜が咲き初めて、ようやくメジロが出てきた。
この年、初めてのメジロである。

嬉しくてならない。
だから、狂うほど写真を撮りまくった。



3月18日、関東に春一番が吹いた。
春一番は、荒天でもあるのだが風の暖かさは格別である。



桜の花に埋もれるように、一心不乱に蜜を吸う。
春を謳歌するメジロたちである。







「目白来る心もとなき咲き初め」







可愛い限りである。
ちゃんと季節を知らせる、その心持ちが良い。



こじんまりとした身体を、枝の上にチョコンと置いて楽しいんでいる。
人もこうありたいのだが、背負うものが大きすぎる。
バランスがとりきれない。

寂しい業である。
けれど、生きている証左でもある。



       荒 野人