エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

深山含笑

2014年03月17日 | ポエム
オガタマノキが同種であるけれど、深山含笑の清楚さには全く負ける。



ミヤマガンショウの花言葉は「甘い誘惑」である。







「山野辺やミヤマガンショウ零れざる」







この清楚さはどうだ!
額が、花弁のところどころを茶色に染めているけれど全体として白さが際立つ。

深山含笑こそ、清楚にして全き白である。
色白美人なのである。



この白さを雨が染めたら、ぼくは虜になってしまうだろう。
嗚呼、怖ろしい。



この顛末を、ぼくは予知しない。
いや、出来ないのである。



因みにこの一本が、蕾である。



       荒 野人