エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

貝母の花

2014年03月27日 | ポエム
貝母・・・バイモである。
初春の花であって、茶花としても珍重される。



正しく「素」とそして「凜」と咲く。
大好きな花である。

別名「アミガサユリ(編笠百合)」ユリ科バイモ属の半蔓性多年草である。
原産地は中国。







「貝母咲き素にして凜の行燈の」







花言葉は「謙虚な心」である。



茎頂に2つほどの花を下向きに咲かせる。
花被片は淡緑色で6個ある。
花径約3cmで鐘状花であり、内側に黒紫色の網目状斑紋を持つ。
地下に鱗茎を持ち、梅雨頃から休眠する。
鱗茎は二枚の厚い貝状の鱗片が相対しており、貝母の名のもととなっている。



この花、古来から薬草としても珍重されていたのである。
そもそも、日本には薬用植物として入ってきた。
鱗茎をせきどめや止血、解熱などの薬用に利用するのである。

有用で有る無しに関わらず、素敵な花である。



    荒 野人

実は、昨日から伊豆に来ている。
春を探しにきているのである。
温かな気候に癒されている。
潮騒を聞く、宿にいる。
海鳴りを聞きながら寝た。
今日も明日も、伊豆にいる。
帰ったら「からまつ」の春の吟行である。