朝晩は やっと秋らしい気候?気温なってきて
昨夜など上弦の月が
ますます鮮やかに観えた
これで 暫らくご無沙汰していた
長編小説でも読もうか という気分になる
(遅くまで飲み歩いていない日は)
求 天 記 宮本武蔵正伝 加藤 廣
今まで沢山の宮本武蔵小説が書かれてきた
吉川英治の宮本武蔵に始まって
その原作を劇画にアレンジした
井上雄彦のバガボンド(これはなかなか良い)
柴田錬三郎の柴錬剣豪譚 剣鬼宮本無三四
(これは二人のムサシ)
司馬遼太郎も真説宮本武蔵を書いている
どれもなかなかの小説だが
私の好きな作家
坂口安吾も日本文化私観(昭和43年)で
青春論に 宮本武蔵を書いていて
18歳?の私を虜にした
今回の求天記もまた変わった描き方をした作品だ
加藤 廣という作家の斜に構えたような
あるいは股覗きのようなものの見方は
この作品でもよく現れている
内容はネタバレになるので書かないが
キリシタン佐々木小次郎VS刺客 宮本武蔵
加藤 廣の真骨頂が味わえる