中国の韓非子の説話に守株待兔というのがある
北原白秋の作詞した童謡 待ち惚けの元になったものだ
待ち惚け♪待ち惚け♪ある日せっせと野良稼ぎ
そこへ兎がとんで出て ころり転んだ木の根っこ♪
こんな歌だが
昨日似たような出来事があった
例によって田舎に帰り稲刈りを終えた田の廻りの
草刈に汗を流していると
ガサガサと刈りおえた草の中で音がする
何だろう???兎か?と見ていると
飛び出してきたのは
猪子一匹
草刈機を放り出して追いかけた
草に足をとられてまごまごしている猪子を
コノヤローとばかりに足で踏みつけた
キューと哀れに泣いたので
思わず仏心が・・・
踏みつける足が緩んだ
その隙にすりぬりて逃げられてしまった
後を追ったが メタボな親父が追いつけるわけもない
今頃 命拾いした猪子は
あんなトロそうな親父に捕まりそうになった事を
仲間や親から笑われているに違いない