先週はおいらの田舎 吉備中央町に帰って田植えに励んだのだが
この時期ここいら辺では 鰆茶づけというものを食すという
おいらもつい最近まで知らなかった
今年はちょうどおいらの田植えの日5月16~17日の両日
吉備中央町円城道の駅で鰆祭りが開催される旨
地元の有線放送で告知された
こんな山間地で鰆祭り??
北房町では昔から旧正月を前に鰤市が催されるのが有名だが
なんでまたこんな田舎で鰆祭りなのか?
確かに鰆は今が旬ではある
聞くところによると 今でこそ冷蔵庫の普及や流通手段の発達
もあって新鮮な魚なぞ珍しくもないが その昔 昭和30年代頃までは
普段は無塩(ぶえん)の魚など口にすることが出来ない村民が麦刈も
終わり無事田植えを済ませたお祝いにシロミテと称してご馳走などを
頂く宴会用に無塩の鰆を買い込んだ名残のようで
なかでも鰆の切り身をだし醤油などに漬け込んだものを飯の上にのせ
熱々の出来立ての新茶をかけて食べる料理が生まれたらしい
おいらは鰆はあまり好きではなかったのだが
物は試しと婆婆と弟が作ってくれた鰆茶づけを食べてみた
少し生臭い気もしたが中々乙な味であった