梅雨も未だ開けていないというのに
連日の猛暑にはうんざりだ この夏は
40度を超えそうな勢いで恐ろしくなるね
こんな時思い出すのは 小学生の頃
涼しさを求めて小川に繰り出して
頃合の草岸で魚取り その時活躍するのは
使い古して穴があきそうな
「ドンガメゾウキ 」どん亀は同亀(スッポン)
ゾウキ=米研ぎそうき
竹で編んで作った籠の一種で
大体勝山の月田あたりの竹職人の手になるもの
本来は米研ぎの後水切りに使うものだ
正月の餅つきの時には大活躍した
なぜドン亀と言うかは形状を見ればすぐわかる
島根民謡安来節のドジョウ掬いの時は
踊り手が頭にかぶって登場する
近頃は農薬のせいですっかり姿を消した
ドジョウだがおいらの子供時分は
大きなやつがひと掬いで沢山取れた
田舎の川にはドジョウも魚も少なくなったが
ドジョウ掬いをする子供の姿も全く見えない
寂しい限りだ