節分に思う

2020-02-02 18:41:04 | Weblog

早いものでもう2月だ遊んでいても時はあっという間に過ぎてゆく

明日の節分で思い出した言葉がある 衒学で失礼つかまつるが

茶室などに掛けてある季節の掛け軸の言葉に 「遠仁者疎道不苦者干智」

なるものが有る

これは禅宗の僧 雲門文偃の言葉だそうだが

遠仁者疎道 不苦者迂智 をもじったもので

いみは「じんにとおきものはみちにうとし くるしまざるものは

ちにうとし」と読むのだが 実は言葉遊びで

その実 鬼は外福は内とよませるのだ

これは落語の「一目上がり」に登場するそうだがおいらは

この落語を聴いたことは無い

この言葉を知ったのは映画「日々是好日」で

茶室に掛けてある掛け軸を樹木希林さん扮する茶道の師匠が何気に

説明した時で それが気になったので後で少し調べてみた

これは茶席での禅語話で語呂合わせの遊び言葉だ

この様な言葉遊びなどというものは世俗にまみれて暮らしている庶民には

理解し難い事だが何のこともない

いわゆる古の粋人たちが読み蓄えた知識をどの様に披歴しようかと

考えた結果の風雅な遊びなのだろう 

一笑に付すも良し 有り難く聴くのもまた佳しだ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする