ふと気まぐれを起こして書棚で燻っている1996年に
直木賞に輝いた 故 藤原伊織の「テロリストのパラソル」
を取り出して読むことにした
作者の藤原伊織さんは2007年還暦を前に亡くなったが
オイラの好きな作家の一人で著作は全て読ませてもらった
またテロリストのパラソルがテレビドラマ化されたおり
主人公を見事に演じられたショウケンこと萩原健一さんも
2019年3月鬼籍に入られたが 残念なことだ
日本におけるテロリストとは1960年~70年代の学生運動
の闘志達を連想する ベ平連だの革マルだの連合赤軍等の
ことだが 今は昔のことと思っていたのだが
オイラが大阪に就職した頃 偶然通りかかった大阪梅田駅
で学生運動集会騒ぎが有り機動隊の放った?を催涙ガスを
浴び涙したにがい思い出もある
近頃のテロリストは学生運動家では無く単独犯で手造り銃や
手作り爆弾を使うようだ 安倍首相暗殺や岸田首相襲撃事件が
令和の世になって立て続けに起こったことは衝撃だった
近頃 世の中が急激に物騒になって第三次世界大戦も現実味
を帯びてきた クワバラ!クラバラ!愚かしいことだ
歴史は繰り返すのだなあ
それでつい埃を被った件の本に目が向いたかもしれない