ボクの住んでるあたりでも、
朝夕、めっきり気温が下がるようになって、
そろそろ、本格的に衣替えをしなくてはと感じるようになった。
とは云うものの、先回記事にしたとおり
ドイツの好好爺「銀じぃ」(R100RS Twin Shock)は
サブくないのが売りな訳で、もともと冬仕様だな、あれは。
で、
関西のチョイ悪おやじ「ダブル」(W800SE)は
カッコばかりで対候性など一つもない色男。
乗ってるボクはと云えば、手の冷たさに異常に弱いらしい。
若かりし頃、ベンベのオートバイにはグリップヒーターなるものがあって
真冬でもちっとも手がかじかまないのだよ、と何かで知って
日本のオートバイにも付かないかな、と思ってたことを思い出す。
腑抜けばかりが増えたおかげで、こういった軟弱なパーツが増えた。
しかもヒーターグリップなんて5000円も出せば買えちゃう。
こういう世の中を素直に良い世の中だと云うことにしよう。
〇
と云う訳でグリップヒーターである。
と云うか、ヒーターが内蔵されたグリップなので、ヒーターグリップだ。
どうでもいい?
あ、そう。
キジマの商品で、Webikeで買った。
マイナスのハーネスをボディに止める。
キットのハーネスに端子が付いているので楽ちん。
プラス側をどこから取ろうか、配線図もないのでちょっと迷ったけど
ETCの割り込みがあったハーネスに同じく割り込ませてみたら
ちゃんと電圧が出たので(テスターでね)こんなかんじにつないだ。
配線はフレームの内側に沿わせて、先端の端子をライトケースに入れる。
写真にはないけど、ほんとはタンクを取ってきちんと配線してる。
ハンドルバーからグリップを外して、
ヒーターグリップを装着。
キジマのこの製品は内径が細いのと太いのがあるから
細い方を左に、太い方をスロットル側に取り付ける。
スロットル側は接着剤が必要だね。
スイッチの位置とか、配線の取り回しを考えてから
カプラーを接続して、タイラップでハーネスを固定すればおしまい。
タンク外しても1時間半くらいで出来るね。
〇
このキジマのヒーターグリップ、
素でグリップを握ってみるとちょっと違和感があるけど
実際に装着して走ってみると、まったく問題ない。
肝心の暖かさも十分だし、5段階の調節も可能。
しかも、オートバイのスイッチをONOFFしても
直前のポジションを覚えていて、入れ直したりする必要もない。
取り付けは簡単だけど、初めてつける人は注意する点があるよ。
まずは、スロットル側のハーネス。
カッコ悪いけど、5000円だからね。
こうしてハーネスを余しておかないとグリップが回せない。
左はウインカーの操作がやり易い位置にハーネスを持って行かないと
いちいち親指が引っ掛かってストレスになる。
〇
ダブルを買った時のキャンペーンで無理やり買ったウインドシールドだけど
こいつ案外防風効果が計算されていて、さすが純正品と思わせる。
グリップ辺りや膝の辺まで風をスポイルしてくれる。
ただし、取り付けをいい加減にすると140km/hくらいから
風の影響でハンドルが揺れ出す。
ボクも最初いい加減につけてて、こりゃあひどいなと思ったけど、
左右に流れる風の速さが違うからなのかも、と思って
しっかりと左右均等に取り付けてみたら、ほとんど風の影響はなくなったね。
揺れて困ってる人は、時間をかけてでもじっくり調整するといいと思うよ。
最初このシールドってやっぱカッコ悪いなと思ってたけど、
冬は意外にあるといいのかもと、最近思うようになった。
〇
おまけ
ダブルのメーターってきちんとデザインされていてカッコいいんだけど
スピードとタコの間がテラテラのプラスチックで質感がゼロ。
なんかいいパーツが出ないかな、と思ってるんだけど出ないから作ってみた。
ウッドパネル風。
素材がこんなのしかなくてイマイチ。
けど、あのテラテラの黒より断然気に入ってる。
こんな便利なものを国産はどうしてオプションででも装備しないんでしょうかね。
ところでWの乗り味はどんなものでしょう?
昔のW1の片鱗は味わえるのでしょうか。
Wの乗り味は最高です。
でも、今の進化したオートバイとはちょっとちがいますね。
W1は乗ったことがないのでわからないですが、
たぶんぜんぜん違うと思います。
ただ、最高です。
スクリーンは思いの外大きいですね
W800のこのカラーって、雑誌とかで見るとちょっと微妙ですけど、
他にはない種類の「赤」で実物はとてもキレイです。