ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

走る音

2016年11月28日 | BMW以外のオートバイたち


エストレヤで走りだすと、その意外な排気音におどろく

後部がぷっくり膨らんで、先っぽがまた細くすぼまった形のマフラーを

キャブトンマフラーと云ったりするが

もとはメグロのライバルだったみずほ自動車製作所のオートバイの名前で

そのマフラーのスタイリングにノスタルジーを感じる(見たこともないのに)らしく

リプレイスだけでなく、オリジナルでも採用されてる

まーこいつがスタイリングだけでなく

いい音をたてる




小振りでも存在感たっぷりのピストンは、たったひとつ

久しぶりのおっさんはスロットルの扱いにまだ不慣れで

ただでさえ敏感なのに、入れ方、抜き方にいちいちつっかかってくる


けれど、コーナーを抜けるときにみせる

トラクションの気持ち良さはなんだ!

その一発一発で路面を蹴りつけ

うっとりしているおっさんに流し目で小悪魔のように微笑む

いや、ちょっといいすぎた


いままでいろんなオートバイに乗ってきたけど

オートバイに性別を感じた事はなかった

でも、こいつは間違いなく女性だ

というか女性的だ


だから排気音におどろくのかな

女の出す音じゃない

けど、その轟のうちに凛とした潔さを感じる


ほんと、いい音だ

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