ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

ステムのロックナットを締め直す

2021年03月29日 | R100Trad (1990) クロ介
ちょっとした段差やギャップを超えるとき

フロント周りからガタガタ、カタカタそんな音がしだすと

ステムナットの緩みを疑う


R100RSというとウォブルが持病のように云われるけど

ステムベアリングが正常ならウォブルが出るなんておかしいと思ったほうがいい

神戸ライダースクラブの千石さんもいっていた

BMWがそんなバイク作るわけがない、と


ステムのロックナットは36mmと特大サイズのナットだ

だからオートバイ屋さんでやってもらいなさいと技術書なんかに書いてある

でも、経験上このステムに関しては意見がまちまちで

いつも侃々諤々の議論や詰り合いになる部分だ

だから経験が多いメカニックほどここの締め付けに信念を持っていることが多い

でもね、大概「緩い」

締め付けが強いとベアリングを痛めるのでギリギリの弱さで締め付けたいようだ

国産車だとステムをダブルナットで締めていることが多いように思うが

R系はステムナットの上に薄いトップブリッジを乗せてナットで締め付けている

ここがいろんな意見が出てくる問題の個所だけど

ウォブルが出ているならメカニックとよく相談したほうがいいと思う

でもプライド持ってる人が多いから素人としては言いにくいよね

「もっと締めてよ」なんてね


だからステムが正常ならこのナットの締め付けを自分で試すのも手だと思う

手で回るほどゆるゆるだとちょっと危ないけど

ちょっとずつ締め付けて試すのがいいと思う

何度もいうけど(大事)ステムが正常というのが大原則



中央のナットがステムロックナット

まずハンドルを外す



36mmのナットを外す

すごい力で締まってるはずだからオートバイを倒さないように注意してね



スピナーハンドルで慎重に回す

外してもいいし、外さなくてもいい

フォークのトップナットも少し緩める



信じられない薄さのトップブリッジの下に見えるのがステムナット



フックレンチでいったん緩めて

そして締め直す

ここの締め付け具合に指定トルクはないらしい

というかリングナットだから無理なのか

でもここの締め付けに明確な答えはない

面倒だけど

強く締めたときのステアリングの重さ

緩い時のステアリングの動き

これはもう自分で試すしかないと思う

無責任な言い方だけどいろんな話を聞けば聞くほど

答えどころか方向性もわからなくなってくる箇所だ

まあ、一番多いのはこれ

「強すぎず弱すぎず」

ステムを締めたらフォークのトップナットとステムロックナットを締めつける

そして最後はトルクレンチで規定トルクで締め上げる



107Nm

これが一番重要


さてそしたら試走に出よう

ウォブルなんて無縁だ

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2 コメント

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Unknown (もんじ)
2021-03-30 21:40:55
ステムナットですか
たしかにそうですね
以前ひどく転倒したときに後でハンドル回りからカタカタ音がしてバイク屋でしめてもらいました
ちょっと工具がないですわ
バイク屋で見てもらいます
スロットル戻すとコケそうな感じになります
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Unknown (exit)
2021-03-31 08:13:38
もんじさん、こんにちは

確かに工具はみんなデカいのばっかなので値段もします
ステムナットは10Nmというトルク値をみかけます
ネジとしては緩いですよね
ステムよりロックナットの方が重要だと思います
ただ素材がアルミっぽいのでトルクはしっかり管理したほうがいいです
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