四方を海に囲まれた四国は、美しい海岸線ばかり。
西側の海岸線は大洲より先は、険しく入り組んで、三陸海岸のような美しさだ。
途中にいくつもある街も、どことなく釜石とか石巻とかの様子に似ている。
折しも早春の花の季節。
法華津峠の南側はトンネルがいくつも連続する。
そのトンネルとトンネルの間の桃源郷だ。
山桜が木々の中で「わたしはここよ」と花を咲かす。
入江の浅瀬はエメラルドグリーン。そこが透けて見えちゃうんだよ。
いよいよ「サニーロード」
夢に見たサニーロードの入り口に辿り着いた。
何度か地図を見ていたけど、そのネーミングが
国道321号線に由来しているなんて、ちっとも気付かなかったじぇ。
いわれてみると、とってもベタでなんだか拍子抜けしてしまう。
でも、評判通りの素晴らしいルートだった。
土佐清水の街並みを抜けて「足摺公園線」へ
この道、全線ワインディングのハードなルート。
とにかく直線がほとんどない。
抜重したイン側の足に再び荷重しながら、同時に膝でタンクに過重して切り返す、
左右の荷重を交互に入れ替えながら岬までの13kmを走り抜けた。
四国最南端の「足摺岬」は風も波もベタ凪。穏やかな表情を見せてくれた。
岬の東岸を北上した。
まだまだ整備が追い付いていない県道だけど
最果ての岬の風情にあふれた良いルートだった。
サニーロードにもどって中村をめざす。
途中にあった「大岐海岸」はこの辺りに珍しいきれいな砂浜。
女の子を連れて行ったら喜んでくれそうな海岸。
地元のカップルがちらほらと……。みんな考えるこた一緒だな。
速い流れに乗って走り続けると
不意に景色が開ける。
「四万十川」にぶちあたった。
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