1日午後から昨夜にかけて、能登半島地震や羽田での航空機事故の惨状を(TV画面を通して)目にしパニックに陥っていたが、午後10時過ぎには、すべてのチャンネルが通常の番組に戻り、(まるで何事もなかったように)ホームドラマやバラエティを流していたのには驚いた。
いや、むしろ、これがいつもの正月の風景なのだと思ったが、あの惨状を見た後では何かウソをつかれているような気分に陥った。
つまり、それまで、地震の惨状に心を痛め羽田の事故に驚いていた自分は何だったのかと思った。
他方、YOUTUBEなどでは、諸外国のテレビが同様の惨状を流していて、いかにも現代社会の狭さを実感させられた。
いずれにせよ、テレビの中はどうであれ、地震や飛行機事故の惨状は現実であり、その復旧のための懸命の努力なしには、「いつも風景や暮らし」を取り戻すことはできないのだと思った。