好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

『ある歴史家の生い立ち 古史辨自序』読了

2023-05-04 11:38:32 | 参考文献
 昨夜『ある歴史家の生い立ち 古史辨自序』を読み終えました。
 「文庫版あとがき」p230に、「自序」は三十三歳における自叙伝である。「総序」は八十七歳における自叙伝である。
 と書かれています。

 「自序」は六万字、「総序」は二万字で第1冊の巻頭に載せられているのだそうです。

 p232 八十七歳の序は多弁になっている。二万字が却って六万字よりも心のゆたかさを、三倍ものゆたかさを、読む者に感じさせる。
 
 八十七歳の顧氏が書いた「総序」も読んでみたい。
 「新書版あとがき」「顧頡剛先生をしのぶ」「文庫版あとがき」から顧氏の晩年のお人柄は自ずと分かるのですが、悩み多き若かりし頃に綴った文章だけを読んで終わりにしたのでは氏に対して甚だ失礼な気がしてならないのです。
 しかし自分の語学力ではどこまで理解できるか全く自信がなく・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『国語展望』漢文研究シリーズ 2 (漢文指導法史伝編)

2023-05-04 10:58:31 | 漢文・漢字
 先日、「『漢文の語法』復刊をめぐって」と題して校訂に携わられた齋藤希史(まれし)氏と田口一郎氏によるリエゾントークが、zoomで東京大学生協・本郷書籍部を結んでハイブリッド開催されました。

 対談の最後に質問時間が設けられ、件の疑問について伺いたかったのですが、蚤の心臓で言葉を発することができませんでした
 でも、漢文の難しさに関して質問される方がおられて両先生は丁寧に回答されていました。

 その話の中で前野直彬氏の著作について触れられ、「ふう・・・じん」と聞こえたように思い、私家版とのことだったので無理かなと思いつつ、似かよったタイトルの書籍を見つけ図書館から『風月無尽-中国の古典と自然』(UP選書92)を借りてみました。

 残念ながら、期待していた内容とは全く違っていたのですが、そのはしがきに以下のようにありました。

 pii より抜粋 この1冊におさめた文章は、私が一九六一年から七〇年までの間、尚学図書発行の雑誌「国語展望」に連載したものであった。雑誌は高校の国語科の先生を主な対象としていて、有用か無用かは知らず、辞書や参考書とは違った角度からの知識を提供するのが本来の主旨であった。

 早速いつもの図書館で検索してみると
 『漢文研究シリーズ』2 (漢文指導法史伝編),尚学図書,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12162692 (参照 2023-05-01)

 目次
 史伝教材の意義と特質 藤原宏 1
 指導計画の立て方 長谷川節三  6
 望ましい史伝教材について 鵜城紀元 16


 圧倒的に多い教材として『史記』『十八史略』が挙がっていました。
 「巻頭言」「史伝教材の意義と特質」「望ましい史伝教材について」をざっとしか読んでいませんが、いろいろな観点から考慮されているようですが、やはり教えづらい・学びづらい難しい教材が選ばれているんだなぁ~と

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする