今日PCのデータの整理をしていたら、エイミングについての記事がありました。
どこから、パクったのか分かりませんが。
レベルアップの為の気持ちの持ち方が、とても分かりやすく載っていたので、掲載しちゃお。
ちょっと長いよ・・・・・頑張って読んでね。
エイミング
片目をつぶると(右射ちの場合は左目)視野は狭くなる。
視野の左端から弓のウィンドゥまでの空間が狭く、
変な圧迫感を感じて何故か不安になるため両目を開けるようにする。
セットアップで的のアップの黒~青あたりにつけて、
アンカーに入る頃には自然にゴールドにつける。
これまた理想だが、本当は韓国選手の様にセットアップからど真ん中につけて
そのままズレることなく弦を引いて射ちたいのだが、
それをするには筋力も練習量も足りない。
しかしその射ち方の方が誤差が少ないのは間違いない。
ただ、エイミングに重きを置くよりもシューティングのリズムに重きを置くことを忘れてはいけない。
サイトピンをゴールドに付ける事に固執してリズムが乱れてしまっては元も子もありません。
逆にリズムさえ身につけてしまえば、初めの内はエイミングが大雑把になってしまいますが、
身体が慣れてくるとエイミングの精度も上がってきます。
エイミングとリズムを敢えて割合としては表すならば、
エイミング2~3割・リズム7~8割といったところだと思います。
韓国元ナショナルチームのコーチであるPさんに聞いた言葉です。
「狙う」ということは単純にいうとセット~フォロースルーまで的を見続けることだと考えています。
600点や、630点などは前半に少々ミスが生じても十分後半で取り戻せる点数である。
しかし、650点をこえるくらいになると、ミスが生じるとカバーするには、
50mでも30mでも50台後半の点数が必要になり、
非常に難しくなる。
逆を言えば、ミスしないで得点する段階を目指せば、
少々のミスがあっても630は余裕で出るようになり、
アベレージも安定してくると思う。
このようにミスを許さない射型の概念として「目標のある射型」というのを提案してみようとおもう。
・600点を出すには?
600点を目指すならば、まず、自己新を目指していることになる人がほとんどだろう。
それならば、少なくとも毎エンドの点数の平均を上げなければならない。
大前提として、まず30mの300upをしてほしい(当然であるが)。
それができたなら、600upの鍵を握るのは、50mのはずである。
50mさえあたれば、自然と600点は達成できるはずだ。
それならば、どういう意識で練習すればよいのか?
まず考え方の基準を変えてほしい。
いま、50mが全然あたらない。
では、的を狙うとき、あなたはどこをねらうか?
(言い換えると、どこにあたるように射っているのか?)もちろん的の真ん中である。
それならば、あなたの狙い通りに36射うてたら何点となるだろう?
360点である。
思い通りにいったら360点で出るのである。
人は、物事が思い通りにいって欲しいと思うはずだ。
ならば、目標も低くする必要はない。ハーフで720点。
それでもよいではないか。
50mで悩んでいる人で多く見られるのが、
まだ、発展途上にあるのにもかかわらず、
現実を目の当たりにしすぎて、
目標を高く持とうとするのも恐くなっているという光景だ。
ここで提案したいことは、50mでも50点アベを目指して射てということである。
「絶対無理。」という人もいるかもしれないが、やってみなければわからない。
50mで50点を目指していて良いことは、
常にマイナスペースに自分自身を置くことで、
いつかプラスにしてやろうという気になることである。
おそらく確実に50mの得点はアップしていくはずだ。
そうすれば600upの日も近い。
50mで50点を出すには?
50mで50点という高得点をうつというのは、かなり難しいことなのかもしれない。
しかもそれを毎回なんて。
しかし、この点数が出ない人の射型を観察してみると、
1射1射の射型やタイミングはばらばらである。
とくに押し手が残せていない。
高得点を狙いたいのに、いざ、射ってみると妥協している。
そういうことが多いのではないだろうか?
自己新を伸ばすというのは、だんだん自分の感覚に対してシビアになっていくということだと思う。
それでなければ、600点さえ出ないはずだ。
ある程度練習していれば、どうやったら10点に当たるかわかるようになるはずだ。
それは、一日、いや一週間に1本かもしれない。
自分で納得して的の真ん中に当たる感覚がごくまれに存在すると思うのである。
その射型を自分のものにすれば、高得点がでるはずである。
これが冒頭に述べた、1射1射を丁寧に射つという一歩である。
その射型は、かなりシビアに射ったときに現れることが多い。
ある程度経験をつんでいる人でこの感覚がわかっており、
シビアにならなければいけないのも知っていながら、
実行しない人をよく見かける。実にもったいない。
妥協して疲れないでいつもクールでいるよりも、
しっかり狙って精神力を使って高得点をだす人間のほうが、ずっとかっこいい。
600点を出すには?、または自己新をだすには?
心構えみたいなことを以上で述べたが、
具体的に自己新をだしそうな場面に出会ったらどうするべきかを書いてみようとおもう。
「やばい!」と筆者の場合思ってしまう。
自分の現状のペースをはるかに上回る得点を出すのは、
誰でも驚き、不安になってしまうと思う。
ここで、自分の点数にビビらないようにするには、
そのスコアノートを他人のものと思えばよい。
「あ、この人調子いいなぁ。僕もがんばろう。」とまったく客観的に自分の点数を見てみよう。
そうすれば、いい点を出した後にヘコっても何の責任もないんだし、気楽になれるはずだ。
しかも自分が今しなければいけないことは、全部の矢を正確にうつことだという気になれるはずである。
前のエンドにどんな点数を射ってもそれは、前の話であり、後に続くものではない。
「今日は好調だから当たるぞ。」と考えてくれてよい。
こうすれば、だんだん自分の点数にもビビらなくなり、
以前は絶対無理だと思っていた点数も出せるようになるに違いない。
目標のある射型
600を超えるような段階のアーチャーならば、オリンピック射型でうった経験が必ずあるはずである。
それは、言い換えればどうやったらあたるのかを知る経験となっているはずである。
どうやったら当たるのかを知っているならばそれを全部の行射で行えば、
かなりの高得点が期待できるのだが、
どうしても練習していると射型の細かい部分が気になり、
しっかりと高得点を狙うことを忘れてしまうのである。
しっかりとした射型というのは適当な射型よりも10倍くらい疲れると思うが、
これができる頻度が多くならないならば自己新は伸びないだろう。
一度本気で50mで50点以上を狙って射ってみるとよい。
普段できる一番しっかりとした射ち方で、
普段できる一番しっかりしたエイミングで一射一射丁寧に射ってみるのである。
それで、たとえば53点でたとすれば、
そのときの疲労が53点に見合った疲労なのだと自覚する。
それくらい精神力を使って射つのが53点を打つためには必要なのだと自分自身に分らせるのである。
そうやって確実に53点をとれる状態を見つければ、
普段の練習からそのしっかりとした射ち方を全部の行射で実行することで
確実に点数はアップしていくだろう。
このような経験は、600を超えたアーチャーなら必ずできると思う。
こうやって見つけたしっかりとした射型を「目標のある射型」と定義する。
シューティングライン上でアーチャーは何をしたいと思うか?
それは10点にできるだけ多くの矢をいれることだと思う。
それならば練習ならまだしも試合では、
射型の細かいところにこだわってはいられないはずである。
普段できる一番しっかりした射ち方で行射することが必要になる。
このような状態では射型に目標が現れている。
「10点に多くの矢を入れたい」という態度が射型にも出るのだ。
このような「10点に多くの矢を入れたい」から「しっかりとした射型でうつ」
という点数に対してひたむきな態度がアーチェリーには必要なのだろう。
逆に目標のない射型というのは、
点数に対して謙虚ではなく、
「今はこんな状態だからこういう射型でうつ」
「当たらないのは運のせいだ」
などと点数に対する姿勢が見えない射型となってしまう。
こんな射型では絶対高得点は期待できない。
そりゃ、疲れるだろうが、
最後まであきらめず打ち抜かなければならない。
しっかりとした射型が疲れると書いたが、
これは練習の時にちゃんとしていないせいである。
練習のときから、自分の集中力の限界が分かるくらいに
しっかりとした射型で高得点をだすということを
していれば次第にその精神状態にも慣れていき、
疲れなくなるだろう。
その点数の段階で疲れなくなったらさらに集中することを覚える。
これは50mで50点以上をうつ経験と同様で、
今度は55点以上を狙ってみるのである。
こうやって高得点を出すときの精神状態や、
体の状態を自分自身で理解することでだんだん自己記録は伸びていくのである。
この繰り返しで600以降の自己新は伸びていくのである。
このように目標のある射型でうつ習慣をつけ、
点数に対して、謙虚な態度を身につけてほしい。
そうすれば絶対自己新は伸びるはずだ。