さんぽみち 野の花

一滴の水が注がれるように、
日々の暮らしやさんぽみちで
出会った出来事を
つづっています。

昨日のことのように!

2014年08月29日 | 雑事
「キキョウの2番花」

先日、近所で農業を営んでおられるTさんと
久しぶりにお話をしてきました。
Tさんはいつも家で仕事をしているので
『お客さんと話ができるのが楽しみだ。』
わたしは、Tさんのお話をお聞きするのが楽しいので
話しているとついつい時間が経ってしまいます。
キッチンから音がしてきたので失礼できました。

Tさんは農家の二男として生まれて、昭和30年に、
日にちもしっかりと覚えておられましたが、
今の土地に開墾者として入植されたそうです。
以前にもそのことはお聞きしていました。

今回はもっと詳しく、まるで昨日のことのように
その頃を思い出しながら話してくださいました。
◎『そのころ働いていた商売を、吉祥寺で店を買って始める、
  という話もあったんだ。』
□『え!お家の方はそちらが良かったと言っていませんか?』
◎『それには200万円必要だったし、商売に自信もなかった。』
□『この土地の元手はどうされたのですか?』
◎『実家で面倒みてくれたんだ。』
□『それにしても広い土地を開墾するのは大変だったでしょ。』
◎『日雇いの人を一日300円で来てもらった。』
□『そうでしたか。その支払いはどうされたのですか?』
◎『実家が面倒見てくれた。』
□『農家では、家を出る二男や三男を応援するものなんですかぁ!』
◎『そうなんだ。都会で一人で頑張っている人たちは偉いね。』
□『私たちは何も持たないので頑張るしかないないんですぅ。』

1.8ヘクタールの土地を、1ヶ月一反ずつの根っこ掘りから
始めたのだそうです。

小手指 明正地所ホーム





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