シリンダーの装着です。
あ、装着前にピストン周辺にエンジンオイルを塗っときます。それも手のひらにオイルをたらしてピストン全体をなでるようにして塗りつけます
で、ピストンリングをひとつずつ指先(爪なんかを使って)で縮めながらシリンダーに入れていきます、リング部分が全部入ったあとも、ピストンを上下にこじらないように気をつけながらゆっくりシリンダーをクランクケース側にずらしていきます(ガスケットの入れ忘れに注意っす。クランクケースとシリンダーの間は紙?のガスケットなんで、液状ガスケットの塗布は不要だそうです)、で、カムチェーンは紐なんかで引っ張っておきます
で、シリンダーヘッドを組み付けます
ヘッドを留めるナットだとかボルトを締め込んで、カムのギアを留めてチェーンをかけます。このとき、カムギア、フライホイールともきっちり目印にあわせて、チェーンを細かくずらしながら、タイミングきっちりあわせていきます
ヘッドのナットやボルトは、一応、トルクレンチで締め付けます。順番は車のホイールと同じく、対角線っす。クランクケースからヘッドにいたるオイルラインも忘れずに組み付けます、、
カムチェーンテンショナーは、上側にくるほうのキャップを外せば細いマイナスドライバーが入るので、こいつをひねればカチカチカチってでっぱりが戻ります。
で、本体に取り付ければOK
フライホイール周辺をもっぺん洗浄液をスプレーしてきれいにして、コイルのあるカバー側もきれいにして取り付けです
カバーのボルトは、場所によって長さが異なるので、外すときに位置とモノを記録しておくのがよいです、、、
で、取り外した敗戦関係を元に戻していきます
これらの作業をおれ様がこなしている間に、S様はキャブの分解清掃を行います
ばらしてジェット類を抜き取ったら、本体側の穴とかに洗浄液をスプレーして、本体の穴の中をきれいにしていきます
キャブを元通り組んで、エンジン本体に組み付けます。スロットルワイヤーなんかも元通りに戻して、エアクリボックスなんかも復元します
エキパイ、マフラー、外装なんか、取り外した部品をすべて元通りに取り付けて、ガレージを片付けたら…
見事、無事にエンジン始動
ピストンリングが新品なんで、最初の設定ではアイドリングが低いけど、少し高めればOK。そのまま放置しとけばアイドリングがさらに高まってくるので、2分程度ごとに、アイドリングのスクリューを下げめに回して調整していきます
おれ様の感想、分解する前よりも排気音が静かになったとのことです
このあとは、当面、走行100キロごとにオイル交換、それと100キロ慣らしたら、バルブのクリアランス調整するそうです。が、この作業以来、おれ様にも会えていないので、ちゃんとできたかどうかは不明です。たぶん出来たと思うけど…
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