みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

長崎旅行写真集・25 (わき水の里のアーケード)

2007年04月20日 19時26分09秒 | 気ままにお出かけ
arcade00.jpg: アーケードの天井
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and LEE Graduated ND 0.6 Soft filter, Programmed AE (F=8.0, SS=1/200s), +0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

アーケードの北端にある天井画。ステンドグラスのように光を透かして絵が輝きます。

天井画は島原の名所を集めたデザインになっています。左側には島原城が描かれています。その上の梅は城内の梅園を描いたと思われます。画面上に見えるのは雲仙普賢岳でしょうか。

下に見える鯉 (こい) は、清らかな水路に放されている鯉を描いたものでしょう。右側に表されているのは武家屋敷前の水路。豊富なわき水を象徴する天井画です。

島原のアーケード街はほとんどの店が営業しており、通行人は少ないものの、活気が感じられます。島原も他の地方都市と同じく商店街がシャッター通り化しているといううわさを耳にしていましたが、その風評はめでたく外れてくれました。

arcade01.jpg: アーケードの上部
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=9.0, SS=1/320s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

そのアーケードの上には電柱が伸び、電線が張られ、柵まで作られています。アーケードの天井の上を電車が走る!?



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長崎旅行写真集・24 (城下町へ)

2007年04月19日 23時05分07秒 | 気ままにお出かけ
castle00.jpg: 島原城の塀
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and LEE Graduated ND 0.6 Soft filter, Manual exposure (F=7.1, SS=1/640s), ISO500, WB=Sunny (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

島原城を訪ねたのは3月下旬でしたが、5月かと思うほどの陽気に包まれ、歩いていると汗ばむほど。

城を囲む真っ白な漆喰 (しっくい) もまぶしい。

fruit001.jpg: 夏みかんの実
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/3200s), ISO500, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

島原の地にも夏みかんが実っていました。幡豆 (はず) で家々の庭先に夏みかんを見つけて以来、夏みかんが気になります。

島原には、今でも昔の武家屋敷が伝えられています。江戸の当時、それぞれの屋敷の庭にはみかんやびわの木が植えられ、果物を自給できるようになっていたそうです。

武家屋敷の中は見学することもできます。

板敷きの台所には木の棚が設けられ、食器が整然と片付けられています。台所には土間が続いており、食品や水を運び込むのに都合よくできています。なるほどね。

台所と土間は高さ1.5mほどの板塀で仕切られ、台所にいながらにして外の様子をうかがうことができます。誰かが家に来たら、板塀の上からちょいとのぞいて相手を確認することもできそうです。「ダンナが帰ってきた」とか、「宅配便だから印鑑を持って出よう」とか。

見上げると、台所は天井板が省かれています。煙や蒸気を逃がすためでしょうか。

木を中心に構成された家は自然のぬくもりに満ち、簡素な造りながらも機能的です。部屋の数も5室くらいと多く、現代人でも生活できそうです。さすがは武家屋敷。当時の豊かな生活がうかがい知れます。

こんな家で暮らしてみたいと思うほど気に入りましたが、残念ながら写真は撮っていません。部屋の中が暗かったので。

今回の反省


ISO感度を戻し忘れたまま撮っていた写真の続きです。ISO感度の件はともかく、1枚目 (castle00.jpg) の写真で漆喰部分の光量を落としきれず、白飛びしてしまいました。まぶしさは表現できましたが、あと1/3段だけでも光量を落としたかったなぁ。



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長崎旅行写真集・23 (木の列車)

2007年04月18日 19時47分21秒 | 気ままにお出かけ
train017.jpg: 島原鉄道の窓枠
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=4.0, SS=1/60s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

長崎市街から島原に移動します。まず長崎駅でJR線に乗り、諫早 (いさはや) 駅で島原鉄道に乗り換えます。単線の鉄道で田園地帯を抜ける旅の始まり、始まり。

乗り込んだ車両の窓枠はなんと木製。内装が木の列車に乗るなんて何年ぶりでしょう。ずいぶん前、17~18年前でしょうか、1年生の頃に名鉄の木の電車に乗ったことがあります。古くなっても現役で頑張り続ける姿が気に入り、その木の電車が来ると嬉しくて仕方なかった記憶があります。

島原鉄道は乗客の少ないローカル線だと聞いていましたが、こんなところで木の列車に乗れるとは思ってもいませんでした。今日はいい日だ。

もうひとつの驚きが、窓枠に落書きがほとんどないこと。地元の人から大切にされている様子がうかがえます。

train018.jpg: 島原鉄道の窓枠と座席
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=3.3, SS=1/40s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

窓は、レバーを手で握ってバネ式のロックを解除し、上下に開閉するタイプです。最近、下の窓が開かない車両が増えてきた中で、レトロ感たっぷり。

調べてみると、この車両が製造されたのは1962年。実に今から45年も前です。こんなに古い車両がよく残ってくれたものです。

運転室にも都会の電車にない特徴がありました。

一般的な電車と同じく、運転室と客室の間が仕切られていますが、その仕切りは腰ほどの高さしかありません。しかも仕切りの上にはガラスがはめ込まれているわけでもなく、運転室が完全に開放されています。

train019.jpg: 島原鉄道のすれ違い
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=5.6, SS=1/125s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm), Shadows brightened

おかげで、正面からの景色も、ガラスに遮られずに撮ることができます。

ときどき、車掌さんが車内を巡回しては運転士に連絡事項を伝えていきます。それも車掌室のマイクなどは使わず、車内を巡回して一番前に来たときに、例の仕切りから身を乗り出して運転士に話しかける方法で。こんな光景も、運転室が完全に閉じられていないがため。

train020.jpg: 島原鉄道の車両 (キハ2013)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=7.1, SS=1/160s), ISO200, WB=Sunny (-1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

乗った列車はこれ。この列車を狙ったわけではなく、偶然の乗り合わせですが、島原鉄道の中でもレアな車両だったようです。ラッキー♪

この列車は2両編成でした。後ろには、鉄道ファンの間で「三本ヒゲ」と呼ばれる車両が連結されていたそうです。でも、これは後から仕入れた知識。旅行当時はそんなことなど知らず、撮ってきませんでした。

train021.jpg: 島原鉄道のすれ違い
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.0, SS=1/50s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

すれ違う列車は、みな黄色く塗られています。黄色い車両が島原鉄道の主力なのでしょう。

あれ、黄色い車体にかわいいイラストが描かれてるよ。

train022.jpg: 島原鉄道の車体に描かれたキャラクター
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=3.2, SS=1/40s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

描かれているのは子守をする女の子。着物を着て赤ちゃんを背負い、列車の屋根にまたがって乗っています。その周りには風車。

島原の子守唄をモチーフにしたものでしょう。島原の子守唄は決して明るいイメージの歌ではありませんが、このキャラクターは明るく朗らかに描かれています。

関連リンク:
島鉄グループ ホームページ …… 島原鉄道を運行している会社のWebサイトです。



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長崎旅行写真集・22 (青緑色の手すり)

2007年04月17日 23時23分32秒 | 気ままにお出かけ
window02.jpg: カピタン部屋の客間前室から通りを見下ろす
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/250s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

カピタン部屋へ。客間の隅には小さな前室が設けられており、乙名 (おとな) 部屋前の通りを見下ろせました。

町娘が風呂敷包みでも抱えてこの通りを歩いていたら「いかにも江戸時代」風の写真になったかもしれませんが、当時出島は女人禁制だったので、町娘がこの通りを歩くことはありませんでした。

と言っても出島に女性がひとりもいなかったわけではなく、出入りを認められていた女性もいました。

遊女。

出島のお偉方、あんたも好きねぇ。

architecture069.jpg: カピタン部屋の涼所のベランダ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=6.3, SS=1/125s), ISO200, WB=Sunny (-1), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

カピタン部屋でひときわ目を引くのが、この青緑色の窓枠や手すりです。当時の絵にも手すりが緑色に彩色されたものがあり、確かにこの色に塗られていたようです。

そう言えば、東山手の洋館群も手すりが青緑色に塗られていました。

architecture070.jpg: カピタン部屋の涼所のベランダ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/400s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=32mm (35mm-equivalent: 48mm)

このベランダがあるのは涼所。床は板張りで、すぐ目の前は海でした。今では周りの海もすっかり埋め立てられて路面電車が走っていますが、当時は打ち寄せる波の音も聞こえたことでしょう。

オランダ船が日本にやってきたのは年に1便、2隻だけ。一度出島にやってくると、どんなに短くても1年は滞在しなければなりませんでした。オランダ人はこのベランダから海を眺め、遠い故郷に恋い焦がれては、次の船がやってくるのを心待ちにしていたとか。

architecture071.jpg: カピタン部屋の図書室
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/400s), ISO200, WB=Sunny (-1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

こちらは図書室。ここにはオランダ船によって持ち込まれたさまざまな洋書が置かれ、通詞を経て蘭学 (らんがく) が日本に浸透していきました。

この日はぽかぽか陽気に恵まれ、図書室の畳にも春の日差しが落ちていました。こんな暖かい日には畳の感触が気持ちいいのですが、それでもオランダ人は靴を履いたまま部屋に上がっていました。もちろん、寝るのはベッドの上。

オランダ人が土足で部屋に上がるのなら、畳なんか敷かなくてもよかったはずです。しかし、建築に動員されたのは日本の職人。当然、西洋の建物なんか建てられるはずもなく、日本家屋が建ち並びました。内装も純和風。畳敷きです。出島には短期間で建物を建てなければならず、西洋人の生活様式まで意識する余裕がなかったからだと言われています。

それでも、後から畳敷きをやめてフローリングに改装することもできただろうに、と思うのは私だけでしょうか。板の間を造る技術は確立されていたはずですから。

architecture072.jpg: ヘトル部屋2階の窓
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/640s), ISO200, WB=Sunny (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

窓枠にはめられたガラスにはムラがあり、気泡も入っています。当時はこんなガラスが作られていたのでしょう。何のにごりもなく透き通ったガラスが当たり前の現代から見ると、このムラや気泡が新鮮です。

この窓はヘトル部屋の2階にあります。ヘトル部屋はカピタン部屋の隣に位置する建物で、商館長次席が居宅として使っていました。



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長崎旅行写真集・21 (江戸時代の香り)

2007年04月16日 19時45分16秒 | 気ままにお出かけ
architecture068.jpg: 乙名部屋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/6s), ISO200, WB=Flash (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

提灯 (ちょうちん)、笠 (かさ)、みの、草履などが掛けられた入り口。畳に置かれた行灯 (あんどん) からぼうっと光が放たれ、今にも着物姿の役人が出てきそうです。気分はすっかり江戸時代。

こちらは乙名 (おとな) 部屋。一言で言えば、乙名は日本側の管理責任者。貿易の事務や施設の管理などを行っていました。

当初、出島乙名には出島の築造費用を出資した町人が任命されました。出島は町人が自分のお金で造り、その出島町人からオランダ人に賃貸されていたのです。これにはびっくり。出島町人は、さしずめ現代のデベロッパーといったところでしょうか。

その出島の賃貸料は、今の貨幣価値に換算してなんと1億円。築造にもかなりの費用がかかったでしょうが、出島の賃貸は相当おいしいビジネスだったはずです。

ちなみに、現代に入ってこの出島和蘭 (オランダ) 商館跡の復元整備に投じられた金額は100億円。莫大な金額です (おそらく、ほとんどは土地の買収費用でしょう)。

tabi0213.jpg: いろり
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/10s), ISO200, WB=Sunny (-1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

鉄瓶が置かれた いろり。シューッと湯気を噴き出しそうです。

window01.jpg: 乙名部屋の窓
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.2, SS=1/500s), ISO200, WB=Sunny (-1), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

乙名部屋の窓は、強い日差しや雨を避けつつ、適度な光と風を通せるようになっています。

tabi0214.jpg: おけ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=6.3, SS=1/100s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

乙名部屋の前には曲げ物の桶 (おけ)。水をくんでおいたのでしょうか。



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