最高気温が25度を超えるようになり初夏を感じます。吹上浜のキス釣りシーズン開幕です。5月9日は近くの砂丘に祭られた恵比寿さんに手を合わせて、わずかな範囲ですが海岸を掃除しました。
今年は例年になく大量に褐色の海藻が発生し、海岸に漂い砂浜にも貼り付いています。次の3枚は5月2日の海岸の様子です。
模様を描くように砂浜に漂着
トビの羽と海藻
引潮時に厚さ2cmほど漂着
鹿児島県の情報によると沿岸部だけでなく甑島周辺まで海藻の発生が確認されています。例年では海岸近くに見かけても半月ほどで砂浜に打ち上がり解消しますが、今年は異常に繁殖しているようです。量の多少を繰り返して今も海岸近くに漂っています。沖合いから次々と押し寄せるとすれば当分はこの状態が続きそうです。
鹿児島県の発表している情報です。(一部を引用します)
***粘質状浮遊物等に関する情報(第1報)***
鹿児島県水産技術開発センター平成26年4月11日
1 粘質状浮遊物の分布状況
4月7日~10日にかけて,当所調査船くろしおが沖合定線調査に併せ,粘質状浮遊物の分布調査を行いました。プランクトン採集ネットへの付着状況から,本県の薩摩半島西岸~南岸海域を中心に分布していることが確認されました。
2 粘質状浮遊物の原因プランクトン
今回採集された粘質状浮遊物からは,珪藻類のタラシオシラ属プランクトンが確認されました。よって,今回の粘質状浮遊物は,昨年,一昨年と同様,本種が産生する粘質物質が原因と考えられます。
◇◎ 吹上浜沿岸の褐藻の大量発生
関係漁協からの聞き取り及び現地調査を行ったところ,3月下旬頃から吹上浜沿岸に褐藻のシオミドロ類の海藻(綿状)が大量発生し,操業に支障をきたしていることが確認されています。
(引用終わり)
5月7日 漂着して砂浜に貼り付いた様子
海藻の影響が少なくなった5月10日に今年初のキス釣に行きました。実家から海岸までは歩いて3分程度です。砂丘と竹林があって直接海は見えませんが、波音や風音で砂浜の様子がわかります。
気楽な釣りなので道具もシンプルです。発泡スチロールの道具箱と簡単なクーラー、釣竿にはリールと道糸、錘も付けたままです。針などの仕掛けは移動に危険なので付け外しをします。ズボンや指先に針が刺さると針先の返しがありなかなか外せません。
まだ釣り人は少ない
よく見かけるモーターグライダーの鳥人
肝心のキスはご覧のとおり、まず店では見当たらないほど小さなものでキビナゴのLLサイズ程度。いわゆるピンギスですが、秋には倍ほどまで成長します。錆びの浮き出した包丁を砥石で軽くこすり捌きました。
重なって姿が見えないほど小さい
半年ぶりの包丁捌き
手間はかかるが 天ぷらでは食べやすい一口サイズ
シーズン始めはサイズが小さくて釣り人も少なく、本格シーズンは7月からです。吹上浜は外海のため夏場は台風や土用波の影響を強く受けます。今年は大量の海藻に阻まれてキス網漁の船はまだ見かけません。
魚を捌き終わって再び浜に出てみると釣り人が来ていました。串木野、市来方面はさらに海藻の量が多いそうです。大き目のキスは3年ギスのようでした。朝方は南東だった風向きが南西から西、午後は北西に変わっていました。海藻が何度も道糸に絡みつき釣り人は場所を移動して行きました。
この日はブヨのような小さな虫が首筋にまとわりつき何箇所も噛まれました。1週間ほども痒みが残り厄介です。次の釣りは魚の成長を待ってもう少し先にします。雨が降ればカライモの植え付けも予定しています。その前に畝も作らなくてはならず、しばらくは小魚釣りよりも畑作業が優先です。ちょっとした半農半漁気分です。(笑)
<追記 2014/05/20>
吹上浜沿岸に影響している海藻の状況について、鹿児島県から第2報が出ています。一部を引用します。
***粘質状浮遊物等に関する情報(第2報)***
鹿児島県水産技術開発センター平成26年5月12日
1 粘質状浮遊物の分布状況
5月7日~10日にかけて,当所調査船くろしおが沖合定線調査に併せ,粘質状浮遊物の分布調査を行いました。プランクトン採集ネットへの付着状況から,本県の薩摩半島西岸及び南岸海域の3定点で確認されました。確認された範囲は,4月の調査時と比べ狭くなっていました。
(引用終わり)
5月17日の吹上浜日置海岸 引潮時に漂着した海藻
海藻の量は一時期よりもずっと少ないですが残っています。17日朝方の満潮時は、キス釣仕掛けに絡んで全く釣りにならなかったようです。もうしばらく影響が続くと思われます。
今年は例年になく大量に褐色の海藻が発生し、海岸に漂い砂浜にも貼り付いています。次の3枚は5月2日の海岸の様子です。
模様を描くように砂浜に漂着
トビの羽と海藻
引潮時に厚さ2cmほど漂着
鹿児島県の情報によると沿岸部だけでなく甑島周辺まで海藻の発生が確認されています。例年では海岸近くに見かけても半月ほどで砂浜に打ち上がり解消しますが、今年は異常に繁殖しているようです。量の多少を繰り返して今も海岸近くに漂っています。沖合いから次々と押し寄せるとすれば当分はこの状態が続きそうです。
鹿児島県の発表している情報です。(一部を引用します)
***粘質状浮遊物等に関する情報(第1報)***
鹿児島県水産技術開発センター平成26年4月11日
1 粘質状浮遊物の分布状況
4月7日~10日にかけて,当所調査船くろしおが沖合定線調査に併せ,粘質状浮遊物の分布調査を行いました。プランクトン採集ネットへの付着状況から,本県の薩摩半島西岸~南岸海域を中心に分布していることが確認されました。
2 粘質状浮遊物の原因プランクトン
今回採集された粘質状浮遊物からは,珪藻類のタラシオシラ属プランクトンが確認されました。よって,今回の粘質状浮遊物は,昨年,一昨年と同様,本種が産生する粘質物質が原因と考えられます。
◇◎ 吹上浜沿岸の褐藻の大量発生
関係漁協からの聞き取り及び現地調査を行ったところ,3月下旬頃から吹上浜沿岸に褐藻のシオミドロ類の海藻(綿状)が大量発生し,操業に支障をきたしていることが確認されています。
(引用終わり)
5月7日 漂着して砂浜に貼り付いた様子
海藻の影響が少なくなった5月10日に今年初のキス釣に行きました。実家から海岸までは歩いて3分程度です。砂丘と竹林があって直接海は見えませんが、波音や風音で砂浜の様子がわかります。
気楽な釣りなので道具もシンプルです。発泡スチロールの道具箱と簡単なクーラー、釣竿にはリールと道糸、錘も付けたままです。針などの仕掛けは移動に危険なので付け外しをします。ズボンや指先に針が刺さると針先の返しがありなかなか外せません。
まだ釣り人は少ない
よく見かけるモーターグライダーの鳥人
肝心のキスはご覧のとおり、まず店では見当たらないほど小さなものでキビナゴのLLサイズ程度。いわゆるピンギスですが、秋には倍ほどまで成長します。錆びの浮き出した包丁を砥石で軽くこすり捌きました。
重なって姿が見えないほど小さい
半年ぶりの包丁捌き
手間はかかるが 天ぷらでは食べやすい一口サイズ
シーズン始めはサイズが小さくて釣り人も少なく、本格シーズンは7月からです。吹上浜は外海のため夏場は台風や土用波の影響を強く受けます。今年は大量の海藻に阻まれてキス網漁の船はまだ見かけません。
魚を捌き終わって再び浜に出てみると釣り人が来ていました。串木野、市来方面はさらに海藻の量が多いそうです。大き目のキスは3年ギスのようでした。朝方は南東だった風向きが南西から西、午後は北西に変わっていました。海藻が何度も道糸に絡みつき釣り人は場所を移動して行きました。
この日はブヨのような小さな虫が首筋にまとわりつき何箇所も噛まれました。1週間ほども痒みが残り厄介です。次の釣りは魚の成長を待ってもう少し先にします。雨が降ればカライモの植え付けも予定しています。その前に畝も作らなくてはならず、しばらくは小魚釣りよりも畑作業が優先です。ちょっとした半農半漁気分です。(笑)
<追記 2014/05/20>
吹上浜沿岸に影響している海藻の状況について、鹿児島県から第2報が出ています。一部を引用します。
***粘質状浮遊物等に関する情報(第2報)***
鹿児島県水産技術開発センター平成26年5月12日
1 粘質状浮遊物の分布状況
5月7日~10日にかけて,当所調査船くろしおが沖合定線調査に併せ,粘質状浮遊物の分布調査を行いました。プランクトン採集ネットへの付着状況から,本県の薩摩半島西岸及び南岸海域の3定点で確認されました。確認された範囲は,4月の調査時と比べ狭くなっていました。
(引用終わり)
5月17日の吹上浜日置海岸 引潮時に漂着した海藻
海藻の量は一時期よりもずっと少ないですが残っています。17日朝方の満潮時は、キス釣仕掛けに絡んで全く釣りにならなかったようです。もうしばらく影響が続くと思われます。