花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

彼岸花巡り 郡山の神之川 2024/09/15(鹿児島)

2024-09-16 15:58:52 | 
9月15日(日)旧吉田町の倉谷の後、鹿児島市皆与志町に立ち寄りました。

10時5分 鹿児島市皆与志町の稲田 以下の画像は9月15日に撮影


ここも昔ながらの小さな水田が残る地域です。彼岸花が咲く昔ながらの畦道が好きでよく立ち寄っています。

20年以上も前に彼岸花撮影で知り合った方の墓石がすぐ近くにあり、手を合わせました。家は取り壊され土地も人手に渡り墓の花立もなくなり、過ぎ去る歳月の速さが悲しいことでした。

色付き始めた柿 郡山の川田町


ここは車の多い交差点近くです。邪魔にならない先の方に車を止めて彼岸花を写しました。

近くの水田2か所では、腰を屈めて稗抜き作業に励む農家さんの姿がありました。

今も残る梅と柿 


家庭菜園の名残のような場所で、耕作されなくなって10年以上が過ぎています。

昭和の頃は庭先や家庭菜園に梅、柿、枇杷などがよく植えられていました。

神之川沿いの彼岸花 郡山の西俣町


後ほど立ち寄る轟の滝から600mほど上流部、民家があったような場所に彼岸花が残っています。

鹿児島市と薩摩川内市の境にある八重山南側の水は大まかには、南東側に流れて鹿児島市中心部に通じる甲突川と、南側に流れ日置市の吹上浜に注ぐ神之川に分かれています。

白い彼岸花もあった


多くの彼岸花は赤色ですが、赤い花の子孫から自然に白色の花が生まれることがあるのでしょうか。

おそらく、かつての住人が植えたものが残っているのでしょう。

小さな堰がある


農業用水の小さな堰があり、観察していると長さ40センチほどの鯉が複数泳いで水の輪を広げていました。

地元の車が1時間に数台通る程度で、実に静かなところで水音が優しく耳に届きます。

勢いの良い彼岸花


光がここだけ当たり、僕を写してよと言っているような感じでした。花景色が好きな私にとっては一期一会の楽しみです。

明るい緑と彼岸花の組み合わせ


昨日の雨でまだ葉先に潤いが残り、光の届き具合で絵に描いたような風景がありました。

11時28分 下流側にある轟の滝


ごく小さな2段の滝ですが滝壺が広く浅いようで、殆ど整備されいませんが子供たちの水遊びには手頃な場所です。

水場近くに車が3台止まっていて、小さな子供連れの家族が遊んでいました。

滝のすぐ右手(左岸側)の岩場に彼岸花が2本咲いていました。ここ数年は目につかなかったものの、しっかりと岩の隙間に根を伸ばしているようでうれしいことでした。

さらに下流側 西俣下橋のすぐ上流


例年川の土手に多くの彼岸花が咲くところですが、右岸側(西側)の護岸が壊れていて土手は雑草に隠れていました。

土手の西側に3か所ある水田も耕作されておらず、災害発生は昨年でしょうか。被害調査は済んでいるようで小さな標識がありました。

影響が局所的なため復旧工事が後回しになっているのでしょうか。被害拡大がないことを願っています。

帰り道は国道3号線側に向かいましたが、例年のような彼岸花はまだ見かけませんでした。
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曇り空 倉谷の彼岸花 2024/09/15(鹿児島)

2024-09-16 14:03:01 | 
9月15日(日)先週日曜日に続いて今年2回目、倉谷の彼岸花巡りです。

15日朝 日本テレビ 台風13号は奄美地方を直撃


8月下旬はノロノロ迷走台風10号に翻弄され、後片付けもまだ一部残っていて、疲労感を引きずっています。

13号は10号よりも小型ですが、奄美地方では広範囲に停電が発生し、貨物船が座礁しています。

8時13分 鹿児島市緑ヶ丘町からの桜島 以下の画像は9月15日に撮影


暴風はコリゴリですが、適当に雨が降らないものかと期待しましたが、ハズレでした。

鹿児島市宮之浦町(旧吉田町)の倉谷地区 稲荷川上流部の彼岸花


今日は先に上流部まで車で走り、水田脇に咲く彼岸花を撮影しました。1週間前よりも花が増えて、この先1週間ほどは花が咲き続けそうです。

雨で潤った農地


前日少し降った雨で野山は潤い、乾ききっていた畑の土が黒々として、見違えるような風景でした。

農地跡か、住宅跡地か?


道路脇にあった民家が2か所撤去され、ともに駐車場になっていました。

川の方を見下ろすと広さ10アールほどの農地らしき跡地には、葛などの蔓草や雑草が生い茂っています。

耕作放棄されてまだ年数が浅いようで、帯状に彼岸花が咲いていました。

前回よりも開花が進む 階段状の小さな棚田


毎年この時期訪れていますが、年ごとに耕作放棄地が拡大しており、この美しい風景は5年程度で失われそうです。

大きな農業機械の入らない狭い水田は、多くを人的労力に頼らざるを得ず、現在の耕作者が最後でしょう。

川沿いに残る水田近く 田圃道の軽トラ


農家の方はイノシシ対策の電気柵管理にかかりっきりでした。通電状態を調べる器具の調子が悪いので、一旦家に戻るとのこと。

今朝は日曜日で前日の雨が上がり、雲が多くて風もあり草刈作業には好都合でした。

普段人影のない水田や畑跡などで、草刈作業に励む人をあちこちで見かけました。

少し日差しも見えた


たまに部分的に日差しが出ましたが、雲の多い朝で青空は見えませんでした。

風景写真はその日ごとの天気に大きく左右され、思うようにならないのは致し方ないところです。

畦道を彩る彼岸花


彼岸花は美しい農村風景の一部として県内各地に残っていますが、耕地整理をした個所ではほとんど失われています。

公園のように彼岸花を植えこんで、村興しに励んだ所もありましたが、昔ながらの水田に残る畦道の彼岸花は美しいものです。

花は次々と咲くため後半には枯れた花が目立ち、撮影目的によっては写しにくいこともあります。

畦道がきれいに草刈りされているところは花が美しく目立ちますが、耕作されなくなると雑草に埋もれてしまいます。

農家さんの丁寧な管理があればこそ、美しい彼岸花の咲く田園風景を楽しめます。今年も感謝、感謝。

下流部で見かけた彼岸花と鳥除けの鷹カイト


彼岸花を写していると右側に鳥が見えたものの、何か色が目立ちすぎています。

近くで見ると野菜園管理のため、棒の先から糸でつながれた鳥除け鷹カイトでした。

適度に風が吹きクルクルと動き回り目立っていて、遠くには草刈に励む人がいました。

この後は西側に移動して、鹿児島市皆与志地区から郡山方面へ向かいました。
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