花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

残暑続く 懐かしい写真展 2024/09/17(鹿児島)

2024-09-18 14:36:20 | 日記
9月17日(火)連休明け、普段より少し早めに日置へ向かいました。

7時57分 吹上浜日置海岸 以下の画像は9月17日に撮影


残暑というよりも真夏が終わらない感じです。東寄りの風で海は穏やかながら、釣れないようで釣人は北側に一人だけでした。

8時5分 彼岸花が増えてきた 黄色はショウキズイセン


空家の片隅で多くの彼岸花が咲いていますが、今日は予定が多く花の撮影は早めに切り上げました。

倒れた竹の片付け


野菜園からゴミ捨て場に向かう通路に倒れ込んでいます。南側の入口では折れた竹が一団に積み重なり、完全にふさがれています。

今日はゴミ捨て場に近いほうだけを片付けて、反対側は涼しくなった時期に着手予定です。

プロパンガスが普及していない昭和30年代では、枯れた竹は五右衛門風呂の燃料として利用価値が高いものでした。

生い茂った雑草を一部鍬で片付ける


大根の種蒔き準備などしたいところですが、すでに日差しは強烈で作業を切り上げてお寺に向かいました。

お寺参り 浄土真宗本願寺派(西本願寺)明信寺(みょうしんじ)


高齢過疎化が著しい田舎ですが、お彼岸は人が多いのでいつも早めにお参りしています。

日置郵便局 かごしま写真アカデミー写真展が開催中


開催期間は9月6日(金)~20日(金)ですが、郵便局がお休みの日は休館のため、気が付くと残りわずかでした。

局内のギャラリー 祭り風景の展示


「繋ぐ伝統・日吉の祭り」では泥田で跳ねて踊る異色な祭り「せっぺとべ」、太鼓踊りなどの写真が多数展示されていました。

地元の祭り関係者なども訪れて、思い出など語り合う人もいました。

1889年(明治22年)町村制施行に伴い日置村と吉利村が誕生、1955年(昭和30年) 日置村と吉利村が新設合併し町制施行、日吉町となりました。

2005年(平成17年)に伊集院町、日吉町、東市来町、吹上町が合併し日置市が誕生しました。

合併後の名称を伊集院市とすれば吸収合併の感が強いため、当時の日置郡から日置市に移行する形の方が合併しやすかったのかもしれません。

2024年(令和6年9月)日置市の人口は46,240人、そのうち旧日吉町内は4,090人、1960年(昭和35年)の11,072人から7割ほども減少しています。

写真活動の歩み 1996年設立から28年が経過


かごしま写真アカデミーの代表者長里さんとしばし昔を思い出し語り合いました。これらの写真に私は写っていませんが、同じ写真館を通じて写真仲間になった懐かしい人の顔が並んでいました。

28年も過ぎたとは驚きますが、私も同じ時期から写真を多く写すようになり、今に至っています。

暑さは厳しいものの空の表情が良いので、南さつま市金峰町の鳥居が二つ並ぶ南方神社と彼岸花撮影に向かいました。
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彼岸花巡り 郡山の神之川 2024/09/15(鹿児島)

2024-09-16 15:58:52 | 
9月15日(日)旧吉田町の倉谷の後、鹿児島市皆与志町に立ち寄りました。

10時5分 鹿児島市皆与志町の稲田 以下の画像は9月15日に撮影


ここも昔ながらの小さな水田が残る地域です。彼岸花が咲く昔ながらの畦道が好きでよく立ち寄っています。

20年以上も前に彼岸花撮影で知り合った方の墓石がすぐ近くにあり、手を合わせました。家は取り壊され土地も人手に渡り墓の花立もなくなり、過ぎ去る歳月の速さが悲しいことでした。

色付き始めた柿 郡山の川田町


ここは車の多い交差点近くです。邪魔にならない先の方に車を止めて彼岸花を写しました。

近くの水田2か所では、腰を屈めて稗抜き作業に励む農家さんの姿がありました。

今も残る梅と柿 


家庭菜園の名残のような場所で、耕作されなくなって10年以上が過ぎています。

昭和の頃は庭先や家庭菜園に梅、柿、枇杷などがよく植えられていました。

神之川沿いの彼岸花 郡山の西俣町


後ほど立ち寄る轟の滝から600mほど上流部、民家があったような場所に彼岸花が残っています。

鹿児島市と薩摩川内市の境にある八重山南側の水は大まかには、南東側に流れて鹿児島市中心部に通じる甲突川と、南側に流れ日置市の吹上浜に注ぐ神之川に分かれています。

白い彼岸花もあった


多くの彼岸花は赤色ですが、赤い花の子孫から自然に白色の花が生まれることがあるのでしょうか。

おそらく、かつての住人が植えたものが残っているのでしょう。

小さな堰がある


農業用水の小さな堰があり、観察していると長さ40センチほどの鯉が複数泳いで水の輪を広げていました。

地元の車が1時間に数台通る程度で、実に静かなところで水音が優しく耳に届きます。

勢いの良い彼岸花


光がここだけ当たり、僕を写してよと言っているような感じでした。花景色が好きな私にとっては一期一会の楽しみです。

明るい緑と彼岸花の組み合わせ


昨日の雨でまだ葉先に潤いが残り、光の届き具合で絵に描いたような風景がありました。

11時28分 下流側にある轟の滝


ごく小さな2段の滝ですが滝壺が広く浅いようで、殆ど整備されいませんが子供たちの水遊びには手頃な場所です。

水場近くに車が3台止まっていて、小さな子供連れの家族が遊んでいました。

滝のすぐ右手(左岸側)の岩場に彼岸花が2本咲いていました。ここ数年は目につかなかったものの、しっかりと岩の隙間に根を伸ばしているようでうれしいことでした。

さらに下流側 西俣下橋のすぐ上流


例年川の土手に多くの彼岸花が咲くところですが、右岸側(西側)の護岸が壊れていて土手は雑草に隠れていました。

土手の西側に3か所ある水田も耕作されておらず、災害発生は昨年でしょうか。被害調査は済んでいるようで小さな標識がありました。

影響が局所的なため復旧工事が後回しになっているのでしょうか。被害拡大がないことを願っています。

帰り道は国道3号線側に向かいましたが、例年のような彼岸花はまだ見かけませんでした。
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曇り空 倉谷の彼岸花 2024/09/15(鹿児島)

2024-09-16 14:03:01 | 
9月15日(日)先週日曜日に続いて今年2回目、倉谷の彼岸花巡りです。

15日朝 日本テレビ 台風13号は奄美地方を直撃


8月下旬はノロノロ迷走台風10号に翻弄され、後片付けもまだ一部残っていて、疲労感を引きずっています。

13号は10号よりも小型ですが、奄美地方では広範囲に停電が発生し、貨物船が座礁しています。

8時13分 鹿児島市緑ヶ丘町からの桜島 以下の画像は9月15日に撮影


暴風はコリゴリですが、適当に雨が降らないものかと期待しましたが、ハズレでした。

鹿児島市宮之浦町(旧吉田町)の倉谷地区 稲荷川上流部の彼岸花


今日は先に上流部まで車で走り、水田脇に咲く彼岸花を撮影しました。1週間前よりも花が増えて、この先1週間ほどは花が咲き続けそうです。

雨で潤った農地


前日少し降った雨で野山は潤い、乾ききっていた畑の土が黒々として、見違えるような風景でした。

農地跡か、住宅跡地か?


道路脇にあった民家が2か所撤去され、ともに駐車場になっていました。

川の方を見下ろすと広さ10アールほどの農地らしき跡地には、葛などの蔓草や雑草が生い茂っています。

耕作放棄されてまだ年数が浅いようで、帯状に彼岸花が咲いていました。

前回よりも開花が進む 階段状の小さな棚田


毎年この時期訪れていますが、年ごとに耕作放棄地が拡大しており、この美しい風景は5年程度で失われそうです。

大きな農業機械の入らない狭い水田は、多くを人的労力に頼らざるを得ず、現在の耕作者が最後でしょう。

川沿いに残る水田近く 田圃道の軽トラ


農家の方はイノシシ対策の電気柵管理にかかりっきりでした。通電状態を調べる器具の調子が悪いので、一旦家に戻るとのこと。

今朝は日曜日で前日の雨が上がり、雲が多くて風もあり草刈作業には好都合でした。

普段人影のない水田や畑跡などで、草刈作業に励む人をあちこちで見かけました。

少し日差しも見えた


たまに部分的に日差しが出ましたが、雲の多い朝で青空は見えませんでした。

風景写真はその日ごとの天気に大きく左右され、思うようにならないのは致し方ないところです。

畦道を彩る彼岸花


彼岸花は美しい農村風景の一部として県内各地に残っていますが、耕地整理をした個所ではほとんど失われています。

公園のように彼岸花を植えこんで、村興しに励んだ所もありましたが、昔ながらの水田に残る畦道の彼岸花は美しいものです。

花は次々と咲くため後半には枯れた花が目立ち、撮影目的によっては写しにくいこともあります。

畦道がきれいに草刈りされているところは花が美しく目立ちますが、耕作されなくなると雑草に埋もれてしまいます。

農家さんの丁寧な管理があればこそ、美しい彼岸花の咲く田園風景を楽しめます。今年も感謝、感謝。

下流部で見かけた彼岸花と鳥除けの鷹カイト


彼岸花を写していると右側に鳥が見えたものの、何か色が目立ちすぎています。

近くで見ると野菜園管理のため、棒の先から糸でつながれた鳥除け鷹カイトでした。

適度に風が吹きクルクルと動き回り目立っていて、遠くには草刈に励む人がいました。

この後は西側に移動して、鹿児島市皆与志地区から郡山方面へ向かいました。
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カメラ散歩 鹿児島港からの風景 2024/09/12(鹿児島)

2024-09-13 16:16:24 | 自然観察
9月12日(木)午後、所用をすませて鹿児島港に立ち寄りました。

鹿児島市の鴨池港 南側の護岸工事 以下の画像は9月12日に撮影


鹿児島港は,鹿児島市の北から南へ約20kmの範囲に及び,7つの港区があります。

ここは北から3番目の鴨池港区、鹿児島県庁に近い場所で大隅半島の垂水市と結ぶフェリー航路です。

慎重に進められる消波ブロックの除去作業


長年使われてきたようでかなり変形していて、堤防の上から作業員が細かく指示を出しているようでした。

鹿児島港を南北に結ぶ湾岸道路工事の一部で、将来的には高架橋が架設される予定です。

南北に長い鹿児島 大切な鹿児島の港


種子島,屋久島,奄美大島などの離島や大隅半島との定期船のターミナルとして,また地域経済を支える生活物資の流通基地,あるいは漁業・レクレーションなどの活動の場として,地域の発展に大きな役割を果たしています。

鹿児島新港区に移動 鴨池港に向かうフェリー


南東の風が吹き、背後は大隅半島です。今日も強い日差しで夏雲があちこちに広がり、秋の気配は感じられません。

鹿児島新港区には奄美・沖縄航路が就航しています。北側の本港区に一本化の計画もありましたが、運航条件が悪化するとの反対もあり実現しませんでした。

こちらは桜島に向かうフェリー 遠くに見えるのは霧島連山


鹿児島市の公営企業である桜島フェリーは赤字累積が続き、度々値上げされていますが大隅半島と結ぶ重要航路の一つです。

桜島の火山活動激化の場合には緊急避難経路として不可欠なことから、現在も24時間運航が続けられています。

先日の新聞記事には鹿児島市から大隅半島の鹿屋市まで行く場合に、桜島または鴨池フェリーを利用する場合と、鹿児島湾岸を陸路で向かう場合の時間と経費の比較記事がありました。

いずれの場合も時間的にはほぼ同じで、経費的にも同額程度と書かれていたようです。

桜島フェリーの「御船印」(1枚300円)、「90周年記念御船印」(1枚500円)、公式印帳(1980円)が販売中で、一部では売り切れたものもあるようです。

赤い灯台の左側奥は鹿児島本港区


画面中ほどの少し左手は普段よく撮影に利用する種子島・屋久島航路の港です。

北西方向の山手には白い雲が連なり、いまだに真夏を引きずっているように見えます。

共同フェリー運輸の貨物船 新種子島丸(999総トン)


背後の山は桜島と市街地を一望できる城山(107m)です。鉄塔が立つ辺りに展望台があります。

南側の遠くに見えたのは開聞岳山頂部


ここからは指宿市の開聞岳(924m)の一部が見えました。

別名薩摩富士とも呼ばれる優美な姿です。標高は低いですが海岸近くから、らせん階段のようにずっと登るので、かなり疲れた記憶があります。

中ほど左手にはかごしま水族館


画面中ほどに鹿児島水族館が見えています。右側に停泊しているのは喜界島航路のフェリーきかいのようです。

ここにサッカースタジアムを建設する鹿児島市の構想は、港湾関係の調整が難しいこともあり計画中止となりました。

郊外の広い場所に新設すれば良さそうですが、サッカー以外での利用や集客効果も考慮すると難しいのでしょう。

今日の桜島 活動は穏やか


東西約12km、南北約10 km、周囲約55 km、面積約77 km2の活火山です。画面右手が今も活動を続ける南岳(1040m)、北側が北岳山頂(1117m)です。

火口から4km程度離れた海岸近くに3000人ほどが住み、2.5kmほどの海を隔てたところに50万人ほどが住む世界でもまれな土地柄です。

今年の爆発回数は9月12日までに29回、年間に1000回近くも爆発したころとは様変わりでおとなしい状態です。

今日は山上に雲がかかり続けて姿がはっきり見えず残念。桜島から鹿児島市街地側に風が吹いていますが、火山灰が飛んでくることはなく助かっています。

たまに突然噴火して慌てさせるお茶目なところもあり、鹿児島国体の時は火山灰を降らせて存在感を示していました。

たまに煙を上げるシンボル的存在ならば、鹿児島県民としてありがたいです。
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彼岸花の開花 居座る真夏 2024/09/11(鹿児島)

2024-09-13 10:17:00 | 
9月11日(水)今日も台風後片付けのため、日置へ向かいました。

8時45分 吹上浜日置海岸 以下の画像は9月11日に撮影


東風で海は穏やか、強い日差しの中に一人だけ釣り人がいました。

例年では暑さが少し和らぎ、型の良いキスが釣れるシーズンですが、この暑さでは体を壊しそうです。

この時期にサゴシ狙いで砂山から様子見をする人も、今年は全く見かけません。

雑草に覆われた唐芋(サツマイモ)


猛暑続きで雨不足のため、雑草を抜くと地面の乾燥が進みそうで放置したところ、草丈が伸びて唐芋の葉が殆ど隠れてしまいました。

今年は植え付けが一月遅れの6月になり、7月半ばの梅雨明けまでに十分生育していませんでした。

その後猛暑が続き草刈り作業などで体を壊しそうになり、半ばあきらめてなるがままに任せています。

台風10号でアナグマ除けのネットが倒れてしまい、どうにか復旧できたのは台風通過から5日後の9月3日でした。

今日も手付かず 狭い通路に全体が倒れ込んだ竹林


花を咲かせた後に殆どが枯れた竹の塊が、ゴミ捨て場への通路を塞いでいます。

私以外に利用する人は殆どいないため復旧作業は後回しのまま、今日も着手できませんでした。

実家庭先と周辺の落葉掃除に多くの時間を費やし、昼までに終わるつもりが1時間以上も長引きました。

熊手で落ち葉を集め、一輪車に積んで邪魔にならない片隅に捨てるだけの作業ですが、これが大変な量でした。

大汗が流れて服だけでなく麦わら帽子まで汗びっしょりで、フラフラになるありさま。何度も小休止で水を飲み汗を拭きながら、どうにか予定個所の掃除を終えました。

空家の庭先に咲き始めた彼岸花


主が亡くなり長年の空家ですが、年に1~2度は関西から息子さんが帰省して藪払いをされています。

息子さんは80代近くで、残された農地の管理にも苦労されているようです。

ここは庭先の家庭菜園跡地です。亡くなった奥さんは花好きの方でブロック塀沿いにも多くの彼岸花が残っています。



高い木に囲まれて日当たりの悪い場所ながらも赤、白、黄色の彼岸花が花を咲かせ始めました。



地中の球根に栄養を蓄える彼岸花は、他の草花が枯れて葉を落とす冬場に葉を拡げます。存分に伸ばした葉に日差しを一杯受けて逞しいものです。

今日はまだ枯れずに残っているナスに試験的に追肥しました。暑さが当分続くとすれば、少しは効果が出るかもしれません。
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今日も地震 気になる霧島連山 2024/09/10(鹿児島)

2024-09-10 18:40:39 | 霧島連山
9月10日(火)久しぶりの雨、宮崎県南部山沿いの地震が気になります。

今日は宮崎県南部山沿いで地震が2回発生し、テレビ画面に表示されました。先月の日向灘地震を契機に霧島連山の火山活動が高まるのではないかと懸念されています。

宮崎県南部山沿いの地震 都城市、小林市、えびの市、北諸県郡、南諸県郡


ヤフーの地震データをもとに、今日まで99回の地震回数をグラフにしました。

有感地震のデータなので思ったよりも少ない感じがします。1回も発生していない年もあります。

震源地が宮崎県南部山沿いのため、先月の日向灘の大きな地震は入っていません。

地震のマグニチュード


マグニチュードは、地震そのものの大きさ(エネルギー)を 表します。

マグニチュードは1大きくなると約32倍大きくなり、2大きくな ると、1000倍になります。 マグニチュード8クラスの地震は、6 クラスの1000個分のエネルギーがあることになります。

8月8日16時43分の日向灘地震はマグニチュード7.1、震源は宮崎の東南東30km付近で深さ30km。

震度6弱が宮崎県日南市、5強は宮崎市、都城市、鹿児島県大崎町、5弱が小林市、鹿児島市で、えびの市は震度4でした。

霧島連山の新燃岳 以下3枚は2014/01/10撮影


2011年1月の新燃岳大噴火から3年が過ぎています。西側山麓にあった美しいツツジのトンネルなどはすべて焼失しました。

韓国岳 北側からの風景 


かつてはえびの市営の露天風呂が近くにあり、ツツジがきれいに咲きシカを見かける場所でした。

えびの高原から生駒高原に向かう県道沿いは花が多く咲き、桜やツツジの季節は度々撮影に通いました。

えびの高原 硫黄山 


硫黄山では道路沿いに噴気が立ち込めることもあり、観光地の通常風景として気にもせず、まさか噴火するとは思いもしませんでした。

2024年現在も硫黄山の火山活動が継続し、えびの高原から生駒高原に向かう県道は人も車も通行が規制されています。

土・日曜日昼間の暫定開放時に屋根付き自動車は通行できますが、自転車、バイクでの通行は禁止されています。

霧島山の火山活動解説資料(令和6年8月) 気象庁


解説資料を見て、霧島連山は鹿児島と宮崎にまたがっていることに改めて気づかされました。

宮崎県南部山沿いを震源とする地震に気を取られていましたが、鹿児島県側が震源の地震もあり霧島連山に関するデータとしては一部にすぎませんでした。





気象庁ではすでに今月6日に霧島山の火山の状況に関する除法を出して注意を呼び掛けています。長くなりますが以下に引用します。

火山名 霧島山 火山の状況に関する解説情報 第4号
令和6年9月6日16時10分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<噴火予報(活火山であることに留意)が継続>
 霧島山では、本日(6日)、韓国岳北東側の浅いところを震源とする最大震度2の地震が発生しました。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 霧島山では、本日(6日)15時02分頃、韓国岳北東側の浅いところを震源とする地震が発生し、宮崎県小林市及び高原町で最大震度2を観測しました。
この地震以降は、韓国岳周辺で震度1以上を観測した地震は発生していません。
主に韓国岳付近、韓国岳北東側及び大浪池付近では、8月8日17時以降地震が増加していましたが、その後は増減を繰り返しながらも徐々に減少しています。
 
 新燃岳、御鉢、えびの高原(硫黄山)周辺、大幡池では、この地震による火山活動の変化は認められません。また、GNSS等の地殻変動観測には特段の変化はみられません。

2.防災上の警戒事項等
 活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、留意してください。 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。(引用終わり)

時間軸の長い火山活動を考えると、10年程度の時間はほんの短いものにすぎないでしょう。

2011年の新燃岳大噴火を超えるような激しい活動や、新たな場所での火山活動、現在の活動が継続することも考えられます。

鹿児島・宮崎両県民にとって大切な自然である霧島連山が穏やかさを取り戻し、失われた花が再び咲き誇ることを願っています。
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彼岸花が咲き始め 色づく稲田 2024/09/08(鹿児島)

2024-09-09 17:22:39 | 
9月8日(日)日差しの強い中、鹿児島市北部の吉田町倉谷地区に向かいました。

9時14分 鹿児島市緑ヶ丘町からの桜島 以下の画像は9月8日に撮影


きれいな筋雲が目に入り撮影に好都合と思いましたが、すでに雲は東側に去っていました。

先月末の台風10号の暴風で、栴檀の葉が大部分で吹き飛ばされていました。

9月8日、鹿児島の最高気温は34.1度、最低気温は26.2度でした。

倉谷地区の水田 数日前に草刈か


7日朝の地元紙には彼岸花と草刈作業をする農家さんの写真がありました。

この辺りは毎年彼岸花の開花が早く、道路脇でもあり新聞、テレビでおなじみの場所です。

県内各地で彼岸花が見頃となるのは9月中旬頃でしょうか。

周辺の畦道には彼岸花が多い


昔ながらの曲がった畦道に彼岸花が多く残っており、これから畦道沿いに多く開花します。

少し東側山手の場所


昨年近くの人に教えてもらった、道路脇の撮影ポイントです。

台風後は全く雨が降らず畑は乾いていましたが、彼岸花は元気に咲きそろっていました。

ごく小さな野菜園


高齢女性が管理されているごく小さな野菜園です。今年は猛暑続きで雨が降らず、栽培区画は例年の1/10程度です。

それでも丁寧に管理されていて、お元気な様子がうかがえて安心しました。

すぐ近くの稲田は今年は休耕となり夏草が伸び、おそらく復活は難しそうです。

川沿いに残る水田


イノシシ対策の電気柵が張り巡らされ、周囲はきれいに草刈りされて耕作が続いています。

川の上流部 山手への狭い道は倒木で塞がれていた


かつては水道施設よりも上流側に、小さな水田が数枚ありました。数年前から耕作放棄され、栗林にも近づけない状態になっていました。

ここは林に囲まれた水田 耕作者は一人のようです


数区画に分かれ、全体では10アール程度の水田が今も耕作されていました。

ここにも電気柵が設置され、山手側は丁寧に草刈りがしてありました。林に囲まれ暴風の影響は小さいとしても、日照不足で耕作条件は良くなさそうです。

イノシシ被害もある場所で、今も丁寧な耕作が続いていることに驚かされました。

こちらは本名町の谷上地区


梅の時期に何度か訪れていますが、ここは彼岸花が少なめです。

腕を斜めに上げた案山子が立っていますが、近くの木には雀が一杯集まっていました。

台風の被害は見られず 色づく稲田


きれいに草刈りされた土手の緑色と色づく稲の色合いの対比が美しく、目に留まりました。

多くの水田を管理されている農家さんでは、収穫作業順を考慮して田植えなどされていることでしょう。

さらに熟してくると色合いの違いが目立たなくなりそうで、ちょうど良いタイミングでした。

台風シーズンは10月にかけて続きますが、大きな影響なく稔りの秋を迎えられることを願っています。
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続々と立候補 自民党総裁選 2024/09/06(鹿児島)

2024-09-06 16:50:37 | 日記
9月なのに鹿児島は真夏が続き、自民党総裁選の熱気も感じます。

暑さに負けず咲くニチニチソウ 9月5日


鹿児島市立美術館から黎明館に向かう道沿いのニチニチソウです。

9月6日も鹿児島市では強い日差しが照り付け、10時過ぎには気温が30度を超え、最高気温は34.2度でした。

小泉進次郎氏の立候補会見 9月6日昼前のライブ配信  YouTubeの一場面


国会中継など政治関連や、企業や話題の人物の記者会見をライブで配信している、公式YouTubeチャンネル「Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE(ザ・ページ)」の一場面です。

自民党総裁選で注目されている若手候補小泉氏の立候補会見が配信され、1時間近くも画面に引き付けられました。

父親純一郎氏の存在感がいまだに強烈で比較しがちですが、話ぶりや声の勢いが父親に近づいているようです。

ライブ配信後半では記者からの質問に答える場面で、面白いやり取りもありましたが、不躾な直球質問をする記者もいて呆れました。

通常の人が持ち合わせる良識がないのか、わざと怒らせて自分の思うような反応を引き出したいのか、あのような人がいるからマスゴミとも言われるのでしょう。

自民党総裁選ポスター 6日朝のフジテレビめざまし8から


歴代の自民党総裁の顔がありますが、すぐに名前が思い浮かぶ人、そうでない人、総理大臣にはなれなかった総裁など様々です。

表示された顔の大きさで目立つのはやはり安倍氏、銃撃事件で非業の死を遂げました。親しみを込めて安倍ちゃんとも呼ばれました。

明治時代など古くは多くの有力政治家を輩出した鹿児島ですが、この中に鹿児島の政治家はいません。

私が思い浮かべる鹿児島の自民党有力政治家は、二階堂進、山中貞則、安岡興治氏、現在では森山総務会長です。

地元紙には鹿児島の自民党国会議員がどの候補を支持しているのか、こまかに書かれた記事を見かけました。

次の総裁にふさわしい人は 6日朝のフジテレビめざまし8から


今日の小泉氏の立候補会見で有力候補が出そろいました。後の方はどうぞお好きに頑張ってという感じです。

顔出しをすることで存在感を示し、あわよくば閣内ポストを狙いたいのでしょう。

小林候補は小泉候補よりも年長ながら知名度はゼロに近く、今回は顔出し程度にとどまっても、優れた経歴を持つ有能な人材であり、話ぶりは総裁総理の器と感じました。

選挙の顔だけで選ぶとすれば若い人に目が向きそうですが、政治経験の少ないことは外交的に頼りなく感じます。

多くの課題が国の内外にありますが、最も気になるのはロシア、中国、北朝鮮など対外勢力の動きです。

第二列島線と言われる日本も含めた太平洋地域までも勢力下に置こうとする中国と対等に渡り合うには、更なる防衛力強化が必須です。

黎明館(鶴丸城跡)のハス 9月5日


台風10号の影響で全体に倒れ込んでいて、花も蕾も見当たりません。

例年であれば数はわずかでもハスの開花が続くころです。いずれ茎を立て直し、少しでも花を咲かせてくれると嬉しいです。

政界は自民党の裏金事件で揺れ、それに乗じて政権交代を目指す政党もありますが、民主党政権のダメさを忘れてはいけません。

東日本大震災直後にヘリで福島原発に押しかけ、緊急対応を邪魔した馬鹿首相がいました。あれは悪夢ではなく、現実のことでした。

自民党総裁が決まると次は早い段階で衆議院選挙でしょうが、国民の半分が投票しない現状が憂慮されます。
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台風片付け続く 当分は暑そう 2024/09/03(鹿児島)

2024-09-04 15:04:38 | 日記
9月3日(火)、先週土曜日(31日)に続いて日置の片付け作業です。

9月3日朝 TBSテレビ THETIME' ニュース関心度ランキング


このところ話題になっている「令和のコメ不足」、新米が行き渡る頃には解消してほしいものです。

諸物価高騰による生産者価格上昇で値上がりは避けられませんが・・・一部マスコミが騒動を煽り、自民党政府批判に利用しているようで気になります。

この夏は暑かった 鹿児島と東京の最高気温を比較


雨なしの日が続いた8月の鹿児島は、東京よりも暑い日が続きました。

1970年と2023年の夏 鹿児島の最高気温


大阪万博が開催された1970年と2023年の比較です。

当時は猛暑日という表現はなかったと思いますが、1970年でも最高気温が35℃を超える日がありました。

全体を見ると、6~9月の全般に2023年では最高気温が高くなっています。

折れた枝が頭上から撤去されていた 以下の画像は9月3日に撮影


前回気になっていた頭上に宙ぶらりんの折れた木の枝が、撤去されていて安堵しました。

台風10号の接近で鹿児島市は8月28日夕方から暴風雨となり、29日8時には薩摩川内市に上陸、その後九州をゆっくりと横断。ジョギング並みと言われるほど速度が遅く、時速10km程度した。

長時間暴風が吹き荒れて、薩摩半島南部では5日間ほど停電が続いた地域がありました。

8時40分 吹上浜日置海岸 南側には釣人が3人


前回31日よりも漂着ゴミが増えていました。吹き続けた東寄りの風で沖合に押し出されていた河川ゴミが、少しずつ海岸に打ちあがったようです。

竹藪では多くの竹が折れていた


遠目にはいつもの台風程度と思っていましたが、近くで見ると3倍ほどの竹が途中で折れて倒れ込んでいました。

放置すると竹が枯れて切れにくくなり、竹林の荒廃が進み次の台風でさらに被害が広がります。

竹は8mほどもあり、途中で折れて他の竹と絡み合っています。脚立も使い折れた竹を特定し、竹用の鋸で切って、絡み合う竹を外に引き出します。

長さ2m程度に切り分けて片付けるまでが大変。2時間以上もかけて30本以上を撤去しました。

昭和30年代頃までは、枯れた竹は風呂用の焚き物に重宝され、竹林に人手が入り管理されていました。

現在はタケノコの時期に人が来る程度で、それ以外は完全放置で竹が勝手放題に伸び、枯れて絡み合い荒れています。

集落の人口は減少を続け、竹林や林はイノシシやアナグマ、タヌキ、テンなどの棲み処となりました。

唐芋(サツマイモ)獣害防止のネット 倒れていたものを復旧


暴風で倒れ込んでいたので早い時期に復旧したかったのですが、ようやく今日作業ができました。

一部では芋が掘り出されたような痕跡もありましたが、猛暑のため管理が届かず、雨が降らず雑草に埋もれて殆ど収穫は望めません。

6~8月 鹿児島の平均気温と雨量


梅雨明け以後は殆ど雨が降らず、平均気温が30度を超える日が続いた過酷な夏でした。

熱帯夜が当たり前になった


朝方の最低気温が25度以上の熱帯夜が日常的になり、テレビで「熱帯夜」という言葉が聞かれなくなりました。

最高気温が35度以上の猛暑日が、半ば当たり前になってしまいました。

鹿児島はこれまでの温帯気候が亜熱帯気候に移って行きそうな感じもします。

9月も暑いのでしょうか


最高気温を平年値と比較したものです。平年より低かったのは梅雨の末期と、8月のごく一部だけです。

昨年に続き暑い夏でしたが、台風は1回だけでもう十分。この先も当分は暑い日が続きそうです。皆様くれぐれもご自愛ください。
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猛暑戻り 台風被害片付け 2024/08/31(鹿児島)

2024-09-01 14:59:33 | 日記
8月31日(土)ノロノロ台風10号の後片付けで日置へ向かいました。

8月31日 NHK朝のニュース


28日に雨が降り出し午後から翌日朝まで暴風が続きました。29日8時には薩摩川内市に上陸、庭先に倒れ込んだバラを撤去。30日も少し風が強めで一時雨。

その後台風はゆっくりと九州を横断、四国を経て今朝(9月1日)は紀伊半島南部の海上に達しています。

日本付近でこれほど影響が長引いている台風は珍しく、宮崎では突風被害が発生し、遠く離れた東日本でも局所的な大雨被害をもたらしています。

9月1日 TBSテレビ サンデーモーニング


日本付近で台風の速度が遅く迷走するのは、気候が変化したからではないかとの解説でした。

この夏は全国的に猛暑日が日常的になり、日本の気候が暖帯から亜熱帯に変わったような感じです。

地球温暖化の影響でしょうが、これが定着すると困ったものです。

8月31日9時49分 吹上浜日置海岸 以下の画像は8月31日に撮影


大きな流木はあまり位置を変えずに砂浜に残っていました。沖に向かって吹く東寄りの風が続き、大シケではなかったようです。

南側の様子


緑色の砂山まで波が達した様子はありませんが、全体的に砂浜部分が削られているようです。

天候が落ち着けば、海に取り込まれた砂が再び波打ち際に戻ってくることでしょう。

倒れ込んだ竹林


鹿児島では「キンチッダケ」と呼んでいますが、ネットを見ると蓬莱竹(ホウライチク)のようです。

3m×5m程度の範囲に生育し、数年前には花を咲かせた後に衰弱、殆どの竹が枯れています。

これまでも台風のたびに一部倒れていましたが、今回は全体が崩れるように倒れていました。

電線に引っ掛かった木の枝 停電は復旧済みのようでした


道路上にぶら下がっているのは撤去しきれずに残った枝でしょうか、数本の切られた枝が近くの住宅跡地に積まれていました。

停電箇所が多すぎて復旧工事が優先され、完全撤去は後回しのようです。日常的にこの下を通る車は3~5台です。

9月1日の地元紙南日本新聞によると、停電は31日夜9時時点で枕崎市、南九州市、指宿市などで9400戸超、枕崎市では3割が停電とのこと。

実家では老朽化していた物置の雨樋が一部外れ、長さ3mほどが落下していたので撤去しました。

野菜園の被害


唐芋(サツマイモ)の獣害対策ネットが倒れ、キュウリは茎が曲がり葉が吹きちぎられたので回復不能でしょう。

ナスは30センチ程度の茎が残っていて追肥すれば回復可能かもしれません。

ゴーヤは茎が一杯ネットに絡んで遠目には影響が少ないものの、9月なので今後の収穫は難しそう。

ミニトマトは1~2回収穫しただけで、後は野菜園の彩りになった程度で今回の被害でダメになりそうです。

国道270号線 北側の風景


歩道に折れた木の枝が倒れ込んでいました。鹿児島市から日置までの道沿いでも、まだ倒木や太い竹が道路の真上に残っており、特に大きな車だと屋根に当たりそうな感じでした。

交通量の少ない路線では復旧を要する箇所が多すぎて、車がどうにか通れる程度の所が多いのかも知れません。

台風被害が心配されたSさん宅へ様子見に行くと、すでに片付いていて庭先の掃除まですんでいました。

今日は道路片付だけで作業を終える


今日は朝から強い日差しが照り付けて鹿児島市の最高気温は35.7度、猛暑日復活で大汗に悩まされました。

とりあえず、野菜園周囲の人が歩く範囲の片付けと掃除は終わりました。

無理をしても野菜園内の片付け作業が終わる見込みもなく、世間に影響のない部分は少しずつ片付けることにしました。

大きくなりそうな榎(えのき)を伐採


道路片付の前に目に付いた榎を伐採しました。10年ほど前は気にも留めなったものが、どんどん成長し放置すると10m以上にも伸びます。

台風で折れると実家に影響が出そうなので、自分で作業できるうちにと思いつき切ることにしました。

チェーンソーと違って、切り進めるうちに木の重みで鋸が挟まれて作業は難航、ずいぶん手間取りました。それでも一つの気がかりが解消できました。

今度の台風でSさんの倉庫近くには榎の大枝が落下、危ういところだったそうです。榎が大きくなるのに気づいたものの、自力では作業できない太さになっていたそうです。

強烈な日差しに悩まされながら、10時頃から4時間以上もの作業で大変疲れましたが、応急片付がすんで一安心です。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。