浪漫飛行への誘(いざな)い

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フェイク無観客~五輪貴族・上級国民による独占生観戦

2021年07月03日 08時03分18秒 | イベント

コロナ感染が拡大の一途を辿っており、五輪も無観客開催が現実味を帯びてきた。6日予定のチケットの再抽選結果発表も延期が検討されているという。しかし、無観客というのは、チケットを購入する一般の観客がゼロということだけで、会場は、数千人もの特別ゲスト、五輪貴族・スポンサー招待客や上級国民だけが生観戦を楽しむということを意味する。要するに、無観客といってもフェイク無観客であり、開会式とて、数千人の観客は会場に入っているのである。これらの特権を付与された人々は、チケットではなく、立ち入り可能地域が指定されているAD(Accreditation Card)が発行され、それを首からぶら下げて見せるだけで、許可地域には自由に出入りできるのである。写真付きのカードが発行されるものと思われるが、それさえ持っていれば、自由に観客席に座ることができるのである。個人的に何度も世界選手権大会でADカードの発行を受けたことがあるが、通常は、制限地域が番号で識別されていて、関係者のカテゴリーで立ち入り可能地域が決められている。オリンピックもほぼ同様であると思われる。

無観客の議論が話題になっているが、五輪関係者だけが観客席にいるとテレビ等で目立ちすぎるので、カモフラージュとして、一般観客をどうしても入れたいと考えているに違いない。無観客というなら、五輪貴族やスポンサー招待客の観戦もすべて排除してほしいものである。一般国民はコロナ禍で苦しんでいるのに、上級国民だけが、特別枠として優越感に浸りながら生で観戦を楽しむことになるのは、極めて不愉快である。無観客というなら、完全にすべての人を観客席から排除してほしいが、VIPや五輪貴族や招待客に対し、そんなことを言えるはずがないので、騙されないように声をあげる必要がある。無観客開催とは、一般観客をすべて締め出すだけで、選ばれた五輪関係者だけが生観戦の楽しみを独占するということを意味することを忘れてはならない。

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