12日、TBSテレビのNスタというニュース番組を見ていたら、キャスターが「タイパ」について議論していた。聞き慣れない言葉で、何のことかよくわからないままニュースを見ていたが、会話からすると効率的に何かをすることを意味するらしいことがわかった。気になって、「タイパ」が何を意味するのかネットで調べてみた。
「タイパ」という言葉を耳にしたのは初めてであったが、どうもZ世代の若者がよく使う言葉で、「タイムパフォーマンス」のことで、費やした時間に対する満足度の度合いを示す言葉だという。日本語では「時間対効果」と訳され、短時間で高い効果満足度が得られた場合は、「タイパがよい(高い)」、反対に長時間を費やしても満足度が低いと「タイパが悪い(低い)」と表すのが一般的なようである。
似たような言葉で、「コスパ」(コストパフォーマンス)があるが、「費用対効果」と呼ばれ、よく使っているので、よく理解できる。投資した費用に対する効果や満足度を表す。また、「スペパ」(スペースパフォーマンス)という言葉もあり、これは「空間対効果」を指し、使用したスペースに対する効率や満足度を表すというが、馴染みは薄い。
日常生活でも「タイパ」を意識する人が増えているという。例えば、動画の倍速視聴や切り抜き動画、栄養価の高い冷凍・完全食、ネットスーパーの利用が「タイパ」が高いという。タイパが重視される理由は、①デジタル技術の発展と普及 ②時間に対する意識の変化 ➂環境や価値観の変化 ④Z世代の行動様式だという。Z世代にとって、「タイパ」はごく自然な行動様式だという。インターネットが広く普及した社会で成長しているため、日常的にデジタル技術を活用することが当たり前となっているという。そのため、大量の情報を効率的に取捨選択する行動様式が身についているという。ビジネスの世界でも「タイパ」意識が浸透してきているという。
「タイパ」のメリットは、①時間を効率的に活用できる ②多様な働き方が促進される ➂Z世代からの支持を得られることだという。また、デメリットは、①結果だけを重視する考え方になる ②プロセスを楽しめなくなる ➂手段と目的が曖昧になることだという。また、「タイパ」を高めるには3つの方法があるという。①優先順位を決めて取り組む ②完璧を求めすぎない ➂デジタル技術を活用することだという。
ネットでの解説を読んで、「タイパ」のことがよくわかってきたが、Z世代にとっては当たり前の行動様式でになっていることなどは意識をしたこともなかった。考えてみれば、自分自身、昔から「ながら族」で効率的行動を意識していたので、「タイパ」を実践してきたといえる。昔から「コスパ」もかなり意識していたので、あまり違和感はない。今後も、「コスパ」に加え、「タイパ」についても、デメリットも意識しながら、Z世代に負けず、引き続き実践していきたいと思う。
2月4日の朝日新聞デジタルによると、マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」の国家公務員の昨年11月分の利用率が4・36%だったことがわかった。最も低いのは防衛省で2・50%だった。今年12月の現行保険証の廃止に向け、厚生労働省は利用促進を訴えているが、足元の国家公務員の利用もおぼつかない状況となっているという。マイナ保険証の利用率は、医療機関が受診者の医療保険の加入情報などをオンラインで確認する際に従来の保険証でなくマイナ保険証が使われた割合。全体の利用率は昨年4月の6・3%をピークに12月まで8カ月連続で低迷。11月は4・34%だった。朝日新聞が入手した文書によると、昨年11月の利用率が記されており、省庁別ではマイナンバーカードを所管する総務省が6・26%で、内閣府や農林水産省など4省庁が5%台。文部科学省や法務省は4%台、外務省3・77%、最も低い防衛省は2・50%だった。マイナ保険証を所管する厚労省は4・88%という信じられないような低い数値であったことが暴露された。
総務省よるとマイナンバーカードの交付率は、2023年9月末時点で、76.8%であったというから、いかに保険証としては利用されていないかがよくわかる。自分自身も、当初は実験的に使用していたが、今は全く使用せず、従来の紙の保険証を利用しており、今後も使うつもりはない。マイナ保険証は毎回登録する必要がある上、操作も面倒である。医療データが誰でも見られることになることも嫌である。それに医療記録・薬記録は3年間分しか保有できないという欠陥があるので、お薬手帳のほうがはるかに便利である。多くの人が便利な紙の保険証を使うのも当然だし、利用率がどんどん減っていることからもわかる。こんな状態で紙の保険証を廃止したら大混乱する可能性が大であり、強引な河野大臣は早晩行き詰まる事は必至であるような気がする。
マイナカードについては、今回の能登地震の災害対応においても、河野大臣の愚かな発想から出てきた被災者の位置情報の確認に役に立たないことが判明したこともわかった。そのため、JR東日本のスイカの提供を受けることになり、デジタル庁が役に立たないことも浮かび上がった。ぼんくら首相をいいことに、担当大臣が勝手なことをやってしまう現政権に危うさを感じる。派閥の裏金問題でも、首相のリーダーシップは全く感じられないし、早く不遜な自民党政権から脱却しないと日本はますます駄目になりそうである。
朝日新聞デジタル(2/4): https://digital.asahi.com/articles/ASS235TLMS1VUTIL038.html
哲学系ゆーちゅーばーじゅんちゃん (2/4): https://www.youtube.com/watch?v=FRS3JJWNh4E
同 (1/26): https://www.youtube.com/watch?v=wfEHOONcvNE
11月1日で、自分のホームページ(HP)を開設してから丸19年を迎えた。ホームページビルダーというソフトを使っての作成なので、自慢はできないが、情報量というかボリュームはかなりのものになってきている。HPのタイトルは、「浪漫飛行への誘(いざな)い」とし、トップページには、相田みつをさんの自動日めくりのカレンダーを掲載している。
HPは自分の趣味の世界のアーカイブで、音楽、初物、旅行、語学、仏教、品川、卓球、自分史、その他の各シリーズから構成されている。音楽シリーズでは、懐かしい歌やお気に入りの曲をHP上からいつでも聴くことができる。空港・航空関連の楽曲1200曲、北海道のご当地ソング820曲をはじめ、中国語による日本の歌謡曲200曲やJAL/ANAのCMソングも集めている。歌謡曲でめぐる世界の都市シリーズや歌謡曲でめぐるヨーロッパの旅、アジアの旅、中国の旅、アメリカの旅、中南米の旅、アフリカの旅なども掲載しており、音楽を聴きながら旅行気分が楽しめるようになっている。海外旅行は102か国に行っているが、その多くについて、旅行シリーズとしてデジタルの旅行アルバムを作成しているので、いつでも音楽を聴きながら旅行をふり返ることができる。初物については、電車の一番切符や飛行機の初便搭乗の記録を残し、語学については、英語の勉強の参考となる情報を載せ、仏教については、釈迦や親鸞の浄土真宗の教えを学ぶことができ、品川については、歴史を含めローカル情報を、卓球については、趣味の卓球人生の記録等を載せている。
また、トップページからほぼ毎日書いているブログのページに飛ぶこともできるようになっている。また、就活の一環として、自分史ブームに乗り、HP上にデジタル自分史を作成している。単に活字による自分史ではなく、音楽と写真をふんだんに活用し、デジタル化した自分史になっている。「自分史年表」「趣味による自分史」「我が家の十大ニュース」という3部構成で作成し、ほぼ完成している。デジタルでは、いつでも内容を修正したり、アップデートしたりできるのが最大の利点である。「自分史年表」では、関連する当時の写真アルバムを見たり、当時流行っていた楽曲を聴くこともできるので、時々自分自身で振り返り青春プレイバックを楽しんでいる。HPの内容はすべて個人的趣味の世界で他人にとっては興味ない内容かも知れないが、自分としては、記録に残す意味合いでデータの更新を続けており、毎日何かと忙しく、ボケ防止にも役立っている。
HP 「浪漫飛行への誘(いざな)い」: http://romanflight.web.fc2.com/
パスポートの有効期限が1年を切ったので、更新の必要性が生じた。コロナ禍明けで、パスポートの申請者が窓口に殺到し、有楽町のパスポートセンターだと2~4時間待ちは常識となっているようなので、政府が推奨するスマホによるオンライン申請に挑戦してみた。政府はマイナンバーカードがあれば、パスポートの申請もスマホでできると宣伝しているので、申請手続きはどうやってやるのか体験したくトライしてみた。スマホの操作は苦手なので、自分独りでやることは諦め、3日に「スマホよろず相談」を利用して、相談員の助けを借りながら、オンライン申請に挑戦してみた。
事前学習をしようと「東京都パスポート電話案内センター」に電話したところ、オンライン申請方法については、外務省の旅券課に訊けとの説明があったので、電話したところ、マイナカードを使ってのスマホによる申請方法については、デジタル庁に問い合わせろとの回答。そこの電話番号は公開されていないので、スマホからオンラインで質問せよという説明があり、唖然とした思いであった。河野デジタル大臣の問題が取り沙汰されているが、デジタル庁の実体見たりの印象を持った。要するに、デジタル庁は、スマホ操作はじめデジタルに長けた人達しか見えておらず、高齢者等スマホの操作も苦手な人達を見捨てている姿勢が見え見えである。だから、デジタル弱者を見捨てて、マイナ保険証を強制しようとして、頓挫しているのもよくわかる。デジタル庁は、デジタル弱者に向き合い、どうデジタル化を推進していくかに取り組むべきであるが、大臣はじめ全く現実を理解していないようである。電話によるデジタル関連の相談窓口を作るくらいのサービスを実施すべきであり、相談はチャット等オンラインしか認めないという高飛車な姿勢が見え隠れする。
スマホの相談員といっしょにスマホとマイナカードを使って、操作の指示に従い、申請書類を作成したが、スマホにより、マイナカードと現在のパスポートを読み取る操作が何回も発生する手間と規定の写真と署名をスマホのカメラで撮る操作はよほど慣れていないと困難がつきまとい、一人で申請書類を作成できる人は、スマホの達人の域の人に限定されるような印象を持った。政府は、マイナンバーカードを持てば、パスポートの申請もオンラインで簡単にできるような宣伝をしているが、相当ハードルが高いのが現実である。そんな面倒なことをやる位なら、パスポートセンターの窓口に申請に行ったほうがはるかに楽であるといえる。特に厳しい規定のある写真の撮影はかなり大変であるといえる。自撮りの場合は、ますます大変である。
また、今回の操作でわかったことは、マイナカードから住所のデータを読み取る操作があるが、なんと郵便番号はカードに記載されていないので、申請書類上、自分で郵便番号を追加記載する必要があることがわかり、ビックリした。カードをよく見たら、住所は記載されているが、郵便番号は抜け落ちている。意図的に郵便番号を除外したのか、単にプログラムの作成者が郵便番号を入れ忘れたのか知らないが、今どき、住所と郵便番号はセットになっているので、マイナカード上に、住所の郵便番号を記載すべきである。違っている場合は、読み取った後に修正すればいいだけである。単純ミスで住所に郵便番号を付すことを失念したシステムを構築してしまった疑いもある。マイナカードのシステムレベルの信頼性に疑問符が付く。マイナ保険証のデータが3年分しか保存されないというのもいかにもレベルが低いといえる。こんな欠陥だらけのマイナカードは、個人情報の駄々洩れの危険性もあり、早期に廃止してもらいたいところである。申請完了まで、悪戦苦闘して、約1時間近くかかったしまった。パスポート更新がオンラインで可能という謳い文句であるが、スマホ操作に慣れていない高齢者にとっては何の意味もないことである。窓口に毎日数百人の人殺到しているということは、オンライン申請する人が少ないと言うことを示しているような気もする。
「ChatGPTとは?」と訊くと、答えは