我が地元の卓球クラブでは、3月17日に関東大学リーグ1部の大学の現役トップレベルの選手3名を講師に招き、卓球の講習会を行なった。
この講習会は同大学卓球部顧問の方の奥様が我がクラブのメンバーになっていることから、ひょんなことで実現したものである。我がクラブから34名(平均年令75才)が参加した。
男子2名、女子1名の現役選手(3人とも先の全日本選手権に出場)を招き、フォア、バック、ツッツキの基本技術の講習をはじめ、模範試合、挑戦試合、我がクラブのメンバーとのミックスの練習試合を行なった。
我がクラブのメンバーは多少経験者もいるが、60の手習いで卓球を始めた人が大半で、我々レベルでは、このような現役トップ選手とボールを打つ機会を持つことは夢のまた夢でまずありえない話である。メンバー全員が、実際にボールを打ってもらったり、ペアを組んでいっしょにゲームを楽しんだり、トップ選手の迫力ある模範試合を目の当たりにして、感動していたようである。自分自身も男子ダブルスで学生ペアに挑戦したが、若干手加減してくれたのか、8本まで点を取れたのは収穫であった。投げ上げサービスやチキータというようなハイレベルな技術も披露してもらい、皆その技の凄さにあっけに取られていた。
この講習会の話しが持ち上がってから、どういう風に講習会を進めるか、練習試合をどのようなさせてもらうか等、初めての経験だったのでいろいろ試行錯誤し、リハーサルまで行なったこともあってか、当日はシナリオ通り、順調に進めることができた。
現役選手にはこちらが下手すぎて大変申し訳なかったが、嫌な顔ひとつせず、我々の相手を務めてくれたことに大変感謝する次第である。メンバーからは、通常ではあり得ない大変貴重な経験をすることができ、冥土の土産ができたとも感謝された。どんなに年をとっても、このような刺激ある感動体験ができたことに感謝し、今後の励みとしたい。